ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

2023年5月27日。ウクライナ侵攻から458日目

2023-05-27 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年5月27日。
 
 ウクライナのメディア「ウクライナ・プラウダ」は、今日、ベラルーシ大統領について、ロシア大統領との会合のあと、重篤な状態でモスクワの病院に運ばれたと報じました。
 ベラルーシではこのことについては報道がありません。
 ウクライナのメディアの情報元はベラルーシの野党指導者ツェプカロ氏がSNSに投稿したのをそのまま流したということのようです。
 ツェプカロ氏は2020年の大統領選挙の立候補者の一人。今は外国に亡命中です。同氏の投稿では「さらに確認が必要だが、我々が持つ情報では、プーチン大統領と密室で会談した後、病院に運ばれた」としています。
 ベラルーシ大統領はユーラシア経済同盟の会議に出席するため24日からモスクワ入りしていました。5月9日の戦勝記念パレード出席のときといい、何だかモスクワへ行くたびに体調が悪化するような印象ですね。
 政略としての仮病説もありますが、国民や野党の前で弱い姿を見せることはしないと思います。
 

 ロシア政府はドイツ大使館など公的機関に勤務するドイツ人公務員らを対象に、今月中に国外に退去するよう通告してきました。ドイツ外務省が今日、明らかにした。
 ロシアは来月以降、同国内のドイツの公館、教育・文化施設の職員数を数百人規模で削減したい考え。対象は大使館や領事館、国際文化交流機関「ゲーテ・インスティトゥート」、ドイツ人学校など。ロシアの教育機関に雇用されている職員も含まれます。
 ドイツ人だけではなく、現地採用のロシア人職員ともに削減されます。ドイツ人職員は6月1日までの国外退去が求められています。あと4日しかないですよ。ロシア人職員は国外退去の必要はないが、勤務先が雇用できなくなる結果、失職します。
 ドイツ外務省はロシア側の措置について「一方的で不当かつ理解しがたい決定だ」と批判しています。両国の関係が非常に悪化してしまいました。

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