ベラルーシの部屋ブログ

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2023年5月28日。ウクライナ侵攻から459日目

2023-05-28 | ベラルーシ旅行・長期滞在・留学注意情報
 2023年5月28日。

 ベラルーシ大統領が昨日、モスクワで緊急搬送されたとニュースになっていますが、ベラルーシでは全く報道されていません。
 ベラルーシ人で外国のネットニュースなんか見ない人は、大統領が重篤か?というニュースが世界で流れていることすら知らないでしょう。
 逆にベラルーシ大統領がユーラシア経済同盟で、現地記者のインタビューを受けている映像が流れています。そのようすからして、いつもと変わらない話しぶりです。
 ただ、この映像がいつ撮影されたのか分かりません。今日の放映であることはまちがいないのですが。
 カザフスタン大統領がユーラシア経済同盟で、ロシアとベラルーシに言及し、「今や核兵器まで共有しようとしている」と述べ、経済や安全保障での対等な関係を害していると苦言を呈したことについて、ベラルーシ大統領がインタビューに答えているので、それから判断すると、24日より後の収録だと思われます。

 インタビューでは、ベラルーシ大統領は、同国とロシアの連合国家に参加したい国があれば、どの国にも核兵器を用意できるだろうと述べています。両国には団結する唯一無二の機会があることを「戦略的に理解」する必要があると指摘。
「われわれがロシア連邦と持っているのと同じ緊密な関係をカザフスタンなどが持つことに誰も反対しない」とし「もし心配なのであれば、非常に簡単なことだ。ベラルーシ・ロシア連合国家に参加すればよい。それだけだ。あらゆる人のために核兵器があるだろう。」「これは自身の見解であり、ロシアの見解ではない。」と発言しました。
 後にカザフスタン大統領府によると、トカエフ大統領はメッセージアプリのテレグラムで「ベラルーシ大統領の冗談にお礼を言う」と述べた上で、カザフスタンはすでにロシア主導の貿易圏であるユーラシア経済連合に加盟しており、これ以上の統合は必要ないとしました。


 ウクライナ軍当局は、28日未明にかけてキーウなどにロシア軍のイラン製ドローン54機が飛来し、そのうち52機を撃ち落としたと発表しました。
 キーウでは空襲警報が5時間以上鳴り響き、攻撃は幾度にもわたって行われました。
 ドローンを撃墜できても、その残骸が落下して死傷者が出ています。
 倉庫やショッピングセンターなど複数の建物では火災が発生しました。
 ハリキウ州知事は今日、国境近くの集落がロシアの空爆や砲撃を受けたと通信アプリ「テレグラム」に投稿。同日までに2人が死亡したと発表しました。

 

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