ベラルーシの部屋ブログ

東欧の国ベラルーシでボランティアを行っているチロ基金の活動や、現地からの情報を日本語で紹介しています

ゴシケーヴィチ関連情報を探しています

2014-06-08 |   イオシフ・ゴシケーヴィチ
 「ゴシケーヴィチの木箱」以外にも「白ロシアのオデッセイ」にはゴシケーヴィチが写真撮影したときのネガ(感光版)を手にした日本人の写真家、「クワジマ ヨウイチ」さんの写真も掲載されています。
 添付した画像をご覧ください。  

 今でもゴシケーヴィチが撮影したネガが日本で保存されているのでしょうか?
 クワジマ ヨウイチさんとは誰なのか調べてみましたが、ベラルーシに住んでいる私には調べること自体が難しくて分かりませんでした。
 この写真家について、ご存知の方はどうか教えてください。

nbjc19990909☆yahoo.co.jp(☆を@に変更してください。)
 
 今ゴシケーヴィチのネガはどこにあるのでしょう?
 クワジマさんの個人蔵なのでしょうか?
 おそらく調べても「分からない」という結果になりそうなのですが、ゴシケーヴィチ生誕200年の今年、もう少しはっきりさせておきたいと思います。

 他にもゴシケーヴィチは函館領事時代、球状の明かり(ちょうちん?ランプ?)を日本人に寄贈し、それが「ベンテンザキ」(弁天崎?)という岬で灯されていた。その後この岬の反対側に停泊していた「シンケイ丸」という名の船で使われた。

 さらに「カメダ丸」という新しい船が造られたとき、その船長にゴシケーヴィチはバロメーターをプレゼントした。

 ・・・ということになっており、ロシア側の文献ではそのように紹介されていますが、日本語の文献では少なくとも私は目にしたことがありません。
 ベラルーシ人に「この船の名前を漢字で書くとどうなるのか?」ときかれたことがありますが、カメダ丸は「亀田丸」かなあ、と予測がつくものの、「シンケイ丸」は予測できません。

 弁天崎についてもはっきりどこなのか分かりませんでした。函館市に弁天町というところがあるのは分かったのですが・・・

 この船の漢字での名称をご存知の方がいれば、教えてください。
 この明かりやバロメーターは函館のどこかで保存されているんでしょうか?

(正直言ってあまり期待してませんが・・・)

 ゴシケーヴィチに関しては「伝説」が一人歩きしている部分もあるのですが、後世の研究のためには生誕200年の節目の年に当たる今、どれが真実で、どれが詳細不明事項なのか、もう少しきちんと示すことが現在の研究者の仕事だと思います。
 しかし実際には、とにかくゴシケーヴィチに関することをかき集めている段階にあり、真偽のほどが分からないし、明確にしようとする作業も後回しになっている・・・というのが現状だと感じています。

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 追記です。
 あまり期待していなかったにもかかわらず、多くのことが分かりました!
 情報提供してくださった方々に感謝しています!
 
 クワジマ ヨウイチさんについてはこちら、ベンテンザキ、カメダ丸についてはこちらをご覧ください。