自然日誌 たかつき

自然についての問わず語りです。

論文 6 査読の変遷

2020年08月11日 | 標本
論文を出すことを投稿と言いますが、このやり方も時代とともに変化し、私が研究者になりたての頃は、郵送でした。しばらくすると査読結果が戻ってきます。査読者名は伏せられていますが、当時は手書きでコメントを書く人もおり、字体で誰かがわかるということもありました。今思えば随分牧歌的でした。その後、日本の学会も国際化し、eメールでのやりとりになり、主要な雑誌は英文になりました。また日本人が国際的な雑誌に投稿することも珍しくなくなりました。最近は投稿そのものが老人には面倒臭いフォーマットがあって、それにアップロードしなければ投稿その物が出来ません。なんだか形式に自分を合わせなければいけない窮屈さに不本意感があります。
コメント
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