桑名市博物館で松平定信展が開かれています。(6月1日(日)まで。入場無料)松平定信は、号を楽翁といい、桑名市内の某小学校の校歌にも歌われている(楽翁公の明徳は、我らが心の鏡なり・・・なんて感じです。実は私の母校です。(笑))桑名にゆかりのある人です。でも残念ながら桑名に住んでいたことはないらしいですが。
展覧会では定信の書や掛け軸などやお抱え絵師の谷文晁の掛け軸なんかもありました。ざっと見てみると、定信はまれに見る教養人だったということがわかります。掛け軸の筆致はさすがに文晁とは比べるべくもありませんし、ひとつひとつ取ってみればその道の達人の域のちょっと手前くらいなんでしょうけど、彼の地位とか社会的な力を考えるとその驚くべき関心や教養の深さは、日本の文化発展に大きな足跡を残したと言えると思います。
定信が文晁に編集を命じたという、「集古十種」という昔の文物を筆で写した百科全書みたいな書物も展覧会にありました。見ると、楽器編が6冊ありまして、これは見たかったですねぇ。6冊ですから、百以上の楽器が描かれていると思うんですが、どなたかこれを研究された方はいないんでしょうかねぇ。「集古十種」のうちページが開いていたのはほんの数ページだけだったのが残念です。
桑名市内には定信ゆかりのお宝を納めた建物があります。鎮国神社内にある楽翁公百年祭記念宝物館がそれです。定信没後百年(1928年)を記念して1933年に完成した建物で、鉄筋コンクリート造りということもあり、第二次世界大戦中の桑名空襲にも耐えてきたものです。大変残念ながら、1年にわずか公開日が2日!(5月2,3日)というレア物的博物館です。ここには定信考案のロケット弾なんかもありました。「集古十種」の版木もありました。
定信展はあと10日たらずです。桑名在住の方や桑名にご用がある方でまだの方はぜひ見学されるといいと思います。宝物館をまだという方は、来年のチャンスを逃さないように。
展覧会では定信の書や掛け軸などやお抱え絵師の谷文晁の掛け軸なんかもありました。ざっと見てみると、定信はまれに見る教養人だったということがわかります。掛け軸の筆致はさすがに文晁とは比べるべくもありませんし、ひとつひとつ取ってみればその道の達人の域のちょっと手前くらいなんでしょうけど、彼の地位とか社会的な力を考えるとその驚くべき関心や教養の深さは、日本の文化発展に大きな足跡を残したと言えると思います。
定信が文晁に編集を命じたという、「集古十種」という昔の文物を筆で写した百科全書みたいな書物も展覧会にありました。見ると、楽器編が6冊ありまして、これは見たかったですねぇ。6冊ですから、百以上の楽器が描かれていると思うんですが、どなたかこれを研究された方はいないんでしょうかねぇ。「集古十種」のうちページが開いていたのはほんの数ページだけだったのが残念です。
桑名市内には定信ゆかりのお宝を納めた建物があります。鎮国神社内にある楽翁公百年祭記念宝物館がそれです。定信没後百年(1928年)を記念して1933年に完成した建物で、鉄筋コンクリート造りということもあり、第二次世界大戦中の桑名空襲にも耐えてきたものです。大変残念ながら、1年にわずか公開日が2日!(5月2,3日)というレア物的博物館です。ここには定信考案のロケット弾なんかもありました。「集古十種」の版木もありました。
定信展はあと10日たらずです。桑名在住の方や桑名にご用がある方でまだの方はぜひ見学されるといいと思います。宝物館をまだという方は、来年のチャンスを逃さないように。
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