リュート奏者ナカガワの「その手はくわなの・・・」

続「スイス音楽留学記バーゼルの風」

弦を発注

2007年01月10日 12時47分53秒 | 音楽系
リサイタルに合わせて弦を各社に調達しました。最近はまたちょっと弦の組み合わせを変えています。ここ何年かずっとドイツのK社の弦を中心に使ってましたが、高音弦の精度がよくないのと、こんどジェイソン・テイラーの新作を演奏する関係上、バス弦をもう少しクリアに出したいので、P社の弦を中心に組むことにしました。張力バランスは最近のスペックのままで、計算しなおしました。4,5コースと10コースのオクターブ弦はA社のナイルガット、11~13コースのオクターブ弦も同じくA社のDタイプという弦です。これは以前と変わっていません。

アメリカのガット弦メーカーG社みたいに完全ネット注文ができると楽なんですけど、P社はそんなシステムがありません。そこで、いろいろ探したら、Matthias Wagnerという業者さん(製作家でもあるようです)のウェブ・ショップがインターネットで注文できそうだったので、ここに頼みました。P社に直で頼んだ方が安いとは思いますが、こっちの方が便利そうだったので、注文しました。で、決済もカードで出来るだろうと思っていたら、それはだめで、ファックスでカード情報を送れ、とあります。がっかりですねぇ。彼のサイトは弦の検索と発注だけで決済はなしでした。

あと、A社にはメイルのみで注文できます。すでにカード情報は伝えてあるからです。ま、Matthias Wagnerさんの店も次回からは注文が楽になります。

現在はすでに手持ちのP社の弦を張っていますが、来月の初め頃に新しい弦に張り替えようと思っています。これがまたなかなか大変なんですけど・・・