箕面市の学校栄養士は、月1回程度、給食に野菜を納入してくださる農家さんの畑をたずねて、いろいろなお話をうかがっています。
3月上じゅん、新稲(にいな)地区にある農家さんの畑を訪問しました。
畑には「のらぼう菜」や「アレッタ」といっためずらしい野菜や、ほうれんそう、サニーレタス、みずななどが育っていました。
〈のらぼう菜〉
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のらぼう菜は、おもに関東地方でさいばいされている、なばなと同じアブラナ科の野菜です。
埼玉県では、比企(ひき)地域の伝統野菜にされています。
なばなのように、葉や花の部分を食べます。
夏の終わりごろに種をまき、収かくするまでに5か月くらいかかるそうです。
上の写真の中央に、小さなつぼみがついています。
ちょうど収かくの時期だそうですよ。
〈アレッタ〉
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アレッタは、ケールとブロッコリーをかけあわせて作られた野菜です。
ケールは青じるの原料によく使われる苦みの強い野菜ですが、アレッタは生で食べても苦みが少なく、くきの部分にはあまみもあります。
子どもたちにも食べやすい野菜として、箕面市内のほかの農家さんもさいばいされているそうです。
〈サニーレタス〉
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少し茶色い葉っぱの、丸くならないタイプのサニーレタスです。
こんなかわいいハート型になっているものを見つけました!
自然っておもしろいですね。
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〈???〉
さて、こちらの畑では、小さいかわいい芽が出ていました。
何の野菜か予想してみてくださいね。
緑の葉を食べる野菜です。
苦みがあるので苦手な子もいますが、野菜の中では鉄分が多く、栄養たっぷりです。
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答えは「ほうれんそう」です。
秋に種をまくものと、春にまくものがあるそうです。
これは、つい先週植えたばかりの、春まきのほうれんそう。
小さな芽を出していました。
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よく見ると、細長い葉っぱと丸い葉っぱがあるのがわかりますか?
同じほうれんそうなのに、なぜでしょう?
ほうれんそうは、種から最初に出る「双葉(ふたば)」(子葉(しよう)ともいいます)は細長い形をしていますが、その次から出てくる「本葉(ほんば、ほんよう)」は丸い形をしています。
ふたばだけが、細長い形をしているのです。
ところで、ほうれんそうには、葉がギザギザになっている「東洋種」と、葉が丸い「西洋種」があります。
東洋種は葉がうすくてあまみが強く、西洋種は葉に厚みがあってやわらかいのが特ちょうで、こちらの農家さんが育てておられるほうれんそうは、葉が丸くてやわらかい西洋種のほうれんそうです。
〈みずな〉
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今年は2月に急に暖かい日が続いたと思えば、3月は真冬にもどったような寒さになりましたね。
畑の野菜たちもびっくりしたことでしょう。
写真のみずなも、2月にとても暖かい日が続いたため、予想以上に早く花がさいてしまい、残念ながら出荷できなかったそうです。
お天気の予想がつかず苦労することも多いのでは、とお聞きすると、「できるだけ農薬を使わずに育てようと思っているので、雑草とりなど大変ですが、野菜を育てるのが好きなので、いろいろ工夫して楽しみながらやっています」と笑顔で話してくださいました。
おいしい箕面産野菜を給食に入れてくださるのが、楽しみですね!