箕面市の学校栄養士は、月1回程度、給食に野菜を納入してくださる農家さんの畑をたずねて、いろいろなお話をうかがっています。
5月半ば、新稲(にいな)地区にある箕面市農業公社の畑を訪問しました。
3月上じゅんに、同じ新稲(にいな)地区の別の畑で「極早生(ごくわせ)」のたまねぎが植わっているのを見ましたが、今回は一番収かくの時期がおそい「晩生(おくて)」のたまねぎを、農業公社の職員といっしょに収かくしました!
(3月上じゅんの畑訪問の様子は2023年3月11日のブログをごらんください。)
「みのぉったま」は、農業公社が箕面市内で育てたたまねぎの愛しょう(ニックネーム)です。
給食では、4月から箕面産のたまねぎをたくさん使っています。
この日に収かくした「みのぉったま」も、給食で使いますよ。
さあ、収かくです。
たまねぎは、緑の葉の付け根の部分が自然にたおれるころが、収かくの目安だそうです。
たまねぎの収かくは、お天気のよいうちに!
雨で土がしめってしまうと、たまねぎがいたみやすくなってしまうのです。
大きく育ったたまねぎを、どんどんぬいていきます!
次は、たまねぎの葉を切り落とします。
畑に並んでいるたまねぎを、そのままハサミでリズミカルに、チョキン!チョキン!
(量が多いので、だんだん手が痛くなってきました・・・)
たまねぎについている土を、1個ずつていねいに取り除いて・・・
きれいになったたまねぎを、大きさをそろえてコンテナに入れていきます。
クイズです!
このたまねぎをよく見てください。
お店で売っているたまねぎと、どこがちがうかな?
〈収かくしたたまねぎ〉 〈お店で売っているたまねぎ〉
私たちが食べている、たまねぎのまるくふくらんだ部分は、実は葉っぱです。
たまねぎは、実はほうれんそうやこまつなと同じく、葉を食べる野菜なんです。
下のほうに、ちょろちょろと、細くて長い根がついていますね。
お店に出す時は、この根の部分を切り落とします。
この「根をそろえて切り落とす」作業が意外に大変で、労力がかかります。
このことを学校の調理員さんに相談すると「へたの部分(根のついているところ)は調理する時に必ず切り落とすから、根はついたままでいいよ」との返事。
野菜を育てるかた、調理をするかた、両方の大変さを知って助け合えるのも、地産地消のよいところですね。
みんなで協力して、作業は夕方に終わりました!
ビニールハウスの中では、次に植えるたまねぎのなえが出番を待っていました。
これは、冬にたまねぎを収かくできるように、夏の終わりごろに植えるためのなえです。
少し育ったところでぬいて、そのまま植える時期がくるまで置いておくそうです。
近づいてみると、根元に小さなたまねぎの赤ちゃんがいるのがわかりますか?
〈じゃがいも〉
たまねぎ畑のとなりに広がるのは、じゃがいも畑。
いくつかほり出してみて、どれくらい大きく育っているのか確認する「試しぼり」をさせてもらいました!
土の中にはおいしそうな新じゃがいも!!
6月の給食でおいしくいただきます。