へイクの春季禁漁と年間漁獲50,000トンを決定

ウルグアイとアルゼンチンは共同水域でのヘイクの3か月間の禁漁に合意、目的は稚魚と資源の保護にある（10月3日MP）

“春季禁漁”は両国の代表による共同海事技術委員会の決定によるもので、10月1日に発効し90日後の12月31日まで有効となったとOfficial Gazette.が報じた。

この法案は資源の論理的根拠による開発を目的とする物で、基準が守られない場合制裁や罰則につながると警告している。7月にはアルゼンチンとウルグアイ両国はヘイク漁業が共同海域において“生物学的リスク状態にある”と宣言し、年間漁獲量を5万トンと決定した。また両国は来年も上限を順守し、ヘイクの乱獲を抑止することを取り決めた。

5月にアルゼンチンはヘイク操業を自国沿岸で禁止し、イカの漁獲過剰についても制限を設けたとブエノスアイレスの漁業局が発表した。ヘイクは両国にとって主要輸出水産物である。

ナチスの不発機雷を回収 英国漁業者

第2次世界大戦当時の不発の機雷をケントの漁業者が回収した（10月18日Daily Mirror）

戦艦に穴をあけることが可能なほどの大きな機雷を引き揚げ二人の漁業者は仰天した。かれらは3フィート直径、重さ29ストーンの機雷を引き上げるや直ちにSOSを発信した。海軍は4人おチームをボートで派遣した。このナチスのまれな機雷は慎重に海底に下された。
半浬の非常線が設定され、船舶の通航を止めたうえで爆破が行われ、75フィートの水柱が上がった。海軍中尉のDan Herridge は「あまりこうｈした浮遊機雷を見ることがない。しかし機雷は良好な状態にあり、すべてを円滑に行うためにはデリケートな作業が必要であった」と。このGX機雷はケント州のMargateの沖合1浬でEast Sussex,　Ryeの漁船Wayward Ladによって発見されたもの。

Pontian漁民の挑戦 マレーシア

いまや漁船は大きくなり強力なエンジンを備えた。Pontian漁民の苦しみはほかの沿岸の漁民に比べて独特である（10月2日NST）　

Goh Ah Heng桟橋の漁師Ng Jih Chang（33歳）からの聞き取りの記録である：

Pontianの地理的条件からインドネシアとの国境に近く操業の場所が限られている。
自分のようにクラスBの漁船を持つものは沿岸から5浬先までしか出られない。われわれはおよそ50㎞北方のSungai Penerukまでの海に網を入れることができる。この狭い海のため漁業者は問題に直面、長時間に及ぶ少ない漁獲と格闘している。国境問題としてはほかにインドネシア当局のパトロールによる拘束の恐れがある。ひと月にもならない以前、仲間が侵犯の嫌疑で拘束されている。こうした事態に対してマレーシア当局特にマレーシア海上法令執行当局MMEAが問題解決にあたることを望んでいる。

自分は5年前に漁師になった。しかし自分は物心ついたころからこの仕事になじみがあった。父や二人の兄弟は漁民であった。父のほかにこの仕事を続けているのは自分だけだ。自分は4隻のクラスBの漁船を所有しそれぞれの船に4人を乗組ませている。自分はかつてシンガポールで溶接工として働いていた。働いていた会社は港にあり仕事は難しく神経を使った。毎日Pontianからシンガポールまで通ったが自分は一年で仕事を辞めた。そしてフルタイムで漁に出ようと決めた。自分の仕事は上下している。最悪の事態は500人お仲間とともに助成されていたデイーゼル油の補給を最近止められたことだ。その事態はGo Ah Heng桟橋を根拠とする漁民の半数が助成による燃油の支払い決済をしなかったことで発生した。

自分には負債はなかったが、Pontian地区漁業者協会PNKは助成燃油の供給を全員に対し停止した。多くの仲間が公平であるべきと抗議を行った。そのあいだは魚の値段が40％高騰、供給も漸減した。幸いにも抗議ストライキと新聞報道によってPNKは燃油の供給を再開した。

Pontian沖の海での仕事は30年前と同じではない。昔は小さな船に小さなエンジンを載せていた、あるいは無動力の漁船もあった。今や船は大型化し機関出力は500馬力にもなった。当然のこととしてより大きな網を使うことになり、5時間半かけて出漁する。我々の仕事は潮と潮流次第だ、だから夜間に出かけることもある。クラスBの漁船の漁民は12時間が限界だ。生計のための漁民の格闘は海の状態による。だから助成燃油の供給カットは仲間に大きな悪影響を与えた。多くの人々は我々がどのようにして家族を養っているか理解していない。

とはいえ万事うまくゆけば漁師は幸せである。一生懸命働くことを厭わなければ海からの恵みが与えられる。Pontianの海はマナガツオとサバで満ちている。Pontian沖で摂れる魚は新鮮で旨いと魚好きからは評判が良い。それは海底のミネラルが豊富だからだ。Pontianから西側の海底はほとんど砂だ。

飽和脂肪2.3％以上含む食品に課税 デンマーク

市民の健康を奨励すべくデンマークは飽和脂肪を2.3％以上含む食品に課税を行うことになった（10月3日ＭＰ）　

先週土曜日以降、デンマークは飽和脂肪に対し、16デンマーククローネ（2.86ドル）を課税している。デンマーク産業連盟の理事Ole Linnet Juulは課税により小型のバターが39セント、バーガーが14セント高くなるという。デンマークは脂肪製品に課税したおそらく初めての国と思われる。欧州のほかの国では砂糖、チョコレート、ソフトドリンクなどに課税しているところもある。デンマーク議会は去る3月にデンマーク人の余命を延長する目的でこの対策に賛成した。

デンマークの平均寿命は他のスカンジナビア諸国よりも低い。2005年のOECD報告ではデンマーク人は77.2歳でOECD諸国平均よりも1.6年短い。保守党議員で健康対策大臣を2007年から2010年まで務めたJakob Axel Nielsenはこのアイデアを2009年に提唱、飽和脂肪が癌や 心臓結果の病気につながるためという。「砂糖、脂肪、タバコなどを高くすることがデンマーク人の平均寿命の延長に役立つ」と。
この課税により影響を受けるのは食用油、ミルク、ピザなどである。コペンハーゲン大学のJorgen Dejgard Jensen博士らの部門が課税策をはじめに提唱したが、脂肪に対する課税の事例は今までないという（以下省略）