memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ザトウクジラを救出   米国

2011-10-17 00:01:38 | 水産・海洋
Chathamの沖合で網やロープなどの漁具に絡まっていたザトウクジラが救出された(9月30日BostonCom)

Chathamの東沖合10浬での救出作業は地元漁師の援けが必要だった。彼らはクジラ救助の船がくるまで現場にとどまったとProvincetown沿岸研究センターの海獣類絡まり対策チームのScott Landryはいう。「古き良き時代と同じように漁師と関係者が難問の解決にあたった。このセンターのザトウクジラ研究プログラムはニューイングランドのクジラの絡まり事故を観測しているとProvincetown沿岸研究センターは文書で発表した。Maine 湾にはおよそ900頭の絶滅危惧哺乳類がいるが、これらの半数以上が絡まり事故を体験するという。

マゼランアイナメの不当表示調査

2011-10-17 00:00:45 | 

海洋管理審議会MSCはサウスジョージア島のマゼランアイナメ(メロ)の認証違反が行われているという申立てについての調査では結果を得られなかったと発表した(9月26日Seafood Source)

8月末に Current Biology誌がPatagonian toothfishとしてMSCエコラベルを表示しているものの中には認証されている漁業によるものではないものや、まったくその魚ではないものが含まれていたと発表した。MSCはClemson大学の研究チームのリーダーでその著者であるPeter Markoに問い合わせを行った。それによれば彼らは4回のサンプリングを行ったが、その結果不当表示と判定したという。

現時点でMSCはそうしたデータやサンプリングの場所や日時を表示した物はないという。「我々は供給網について非常に真剣にその整合性について調査したが本研究のサンプリングデータの不足により不当表示の事実については結果を得られなかった」とMSC基準担当理事のDavid Agnewが発言。「そうしたデータがなければ判断をすることができないが、もしデータを得ることができるなら再調査したい」
しかしながらMSCはマゼラナイナメについての2009年の認証についてはすでに結果を発表しており、それによれば供給網による不当表示は見当たらない。研究チームから包括的な関連データが得られれば調査を行うと。

海藻養殖でバイオ燃料を   チリー

2011-10-17 00:00:05 | 水産・海洋
BAL Chile SA は Chiloé島で海藻の養殖を決定、第2段階として産業用にバイオ燃料を生産する計画であるとCEOのBenjamin Gonzálezが語った(9月27日 BAL Chile/FIS/MP)

米国根拠のBioArchitectureLab(BAL)とそれに関連する企業が海藻の最も効率的かつ持続可能な養殖について着手する。「数年以内には商業規模の生産を行う」とGonzález氏が語った。「現在BALはチロエ島で海藻養殖を行っており、さらに北方での試験も行う。海藻の生産力の改善によりコストの削減が図れる」2年以内に「会社としては商業的な可能性のために必要な指標について習得できるとみている。これにより海藻を原料とした炭化水素の生産が行える」と彼は付け加えた。

Gonzálezは海藻は水中で成長するが、リグニンを持たない。この物質は植物の体内に糖分を蓄積する傾向があるが、バイオ処理を困難にするという。「BAL社によって開発された微生物からの酵素によりより簡単に経済的な方法が可能となる」と。またBAL社は他の産業や海の利用について邪魔にならない海藻養殖の最適な技術的実践方法についても研究している。González氏はBAL社は DuPont やStatoilとともにイニシアチブをとろうと努力している。