memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

違法操業船を撃沈せよ

2011-10-13 07:15:13 | 海事
Mark Begich上院議員は沿岸警備隊は違法操業で拘束され、そのうえネズミが繁殖している漁船Bangun Perkasaを砲撃すべきだと(10月6日KTVA),

沿岸警備隊は“Bangun Perkasa”にはUSS Monroeから乗船検問が行われKodiakの南西2浬にいるという。本船は違法な流し網操業で航空機により発見された。船の乗組員らは逮捕されると知った時、漁具を海中に投棄し現場から逃げようとしたと沿岸警備隊は語った。8人の乗組員が税関と国境警備当局により拘束され、アンカレッジで尋問を受ける。

また本船自体にはネズミが蔓延っていて、法によりこの問題が消滅するまでアラスカの港には入港できない。サルベージ会社のMagone Marine社はネズミの駆除と本船の修理を要請されていて、ダッチハーバーに入れる必要があるが、Begich上院議員はもっと良いアイデアを出した。
同議員は沿岸警備隊が本船が沖合に曳航し、他の違法操業者に対する見せしめとして沈めるべきであると。沿岸警備隊は議員の提案には感謝するが、本船の撃沈は様々な理由でできないという。本船はさらなる尋問のためにNOAA当局に引き渡される。


有名な船を模型で再現     ベトナム

2011-10-13 07:13:11 | 海事
数百年前、Hoang Sa (Paracels) 諸島の船乗りたちはベトナムの主権を守り、この島嶼の開発に携わったことで、勇敢な人々として知られている。彼らの崇高な行動に感動したベトナム中部のQuang Ngai省のLy Son島の80歳の老人Vo Hien Dat は当時のHoang Sa の船乗りたちが操った漁船の復元を習得した。(9月25日VNN)

Ly Son島は雨季だった。海は荒れ雨が吹き付けた。DATさんお家にたどり着いたときはすでに暗くなっていた、しかし彼は昔の船の姿をスケッチしていた。筆をおくと彼は沿岸住民独特の朗々とした声で語りかけてきた「地元政府が博物館に展示するために2隻の模型を作ってほしいと言ってきた。それは昔を映す工芸品だ。自分はできるだけ忠実に再現しなければならない」

高齢にもかかわらずDatさんはボートの100以上の特徴についてすらすらと説明する。「自分が造った模型は長さ3.5メートル、幅1メートルだ。天井は竹の骨組みでココナツの葉を葺いてある」もちろん彼の復元した船は当時の実物よりも小さい。

Datさんによれば彼の製作はベトナムの科学者Le Quy Don がHoang Sa の漁民について記述した文書を基にしている。「阮王朝はLy Son島から新人を集め、Hoang Sa の海員として補充した。毎年2月、彼らは5隻の船に分乗して海に出るように命を受け、すくなくとも半年はしのげる食糧を搭載した。Hoang Sa の海員の栄誉を称え4.3メートル高さの3体の像がありそれには文字と絵が刻まれている。最初の像は頭にあたる男が片手に銛を持ち、ベトナムの主権がParacel諸島に及ぶことを示している。ほかの二つはHoang Saの船乗りと漁師である。博物館はHoang Saの船乗りを称え、Datさんの復元船は像の後ろに展示される予定である。(以下省略)