memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

ベトナムの密漁者を追放   フィリッピン

2011-10-14 12:30:26 | 海事
フィリッピンは密漁のかどでおよそ4か月間にわたり拘束していたベトナム漁民122人の追放を水曜日から始めた。彼らに対する罰金は免除された(9月29日AFP/WEST AUSTRALIAN)

彼らはフィリッピン西部のPalawan島に5月30日以来密漁で拘束されていたもので、この規模の拘束はベトナム密漁者のこの拘束は最大規模のもの。Palawan裁判所は先月総額70万ドルの有罪判決を下した。グループの77人は拘束以降Paawanl刑務所に収監されていたが、これまでに追放処分された。残る45人は帰国の航空便が決まり次第追放されると移民局長のRicardo Davidが表明。しかしながらベトナム漁民らは金がないため罰金は免除された。移民局はさらに610万ペソ($140,400)の罰金を命じたがこれについても免除された。

多くのベトナムおよび中国漁民によるPalawan水域での密漁がこのところ発生している。中には絶滅種のウミガメもある。

日本の漁獲枠1・5倍に ミナミマグロ、資源回復で

2011-10-14 00:01:01 | 水産・海洋
 国際的な資源管理機関「みなみまぐろ保存委員会」は13日、インドネシアのバリ島で年次会合を開き、日本やオーストラリアなど9カ国・地域のミナミマグロの総漁獲枠を、2012年から14年にかけて段階的に拡大することを決めた。
 日本の割当量は11年の2261トンから14年時点で3366トンに増加。これまでの削減努力を反映し、5割近い増枠となる。14年の漁獲枠は全体で1万2449トンとなり、11年に比べて約3割増加する。資源回復を理由とした枠拡大は、1994年の委員会設立以来初めて。(10月13日共同通信)

南極大陸で4900万年前のクジラの化石を発見

2011-10-14 00:00:38 | 水産・海洋
古代の完全に水棲のクジラの顎骨が南極大陸で発見された。ウエッデル海に近いアルゼンチンの南極基地の近くでの発見(10月12日MP)

アルゼンチンの古生物学者Marcelo Regueroはアルゼンチン・スエーデンチームを率いる人物で 化石化した4900万年前のarchaeoceteの顎骨が2月に発見されていたと発表。進化の観点から、これは南アジアの温帯で見つかっている5300万年前のクジラの原型の化石とそうかけ離れていないと。こうしたクジラのプロトタイプは水陸両棲で陸にも海にも棲める。この顎骨は、対照的にバシロサウルス(クジラの原型)のグループに属し、観世に水棲のもとアルゼンチン南極研究所の研究リーダーReguero氏はいう。

「 この発見の関連性では最古の観世に水棲のものはこれまで見つかっていなかった」とReguero。同氏はアルゼンチンの古生物学者Claudia Tambussi とスエーデンの古生物学者でストックホルム自然史博物館のThomas Mors および Jonas Hagstrom の共同で発見したもの。この顎骨はMarambio島で見つかった成体で長さが6~7メートルあり歯も並んでいてペンギンなどを捕食していたものと考えられると。アルゼンチン・スエーデンチームによれば他の化石も見つかっているが同じ標本からのものであるか検証する必要があるという。この顎骨はPuerto Madrynの研究h祖に保管された。この発見に関する完全な報告はラスベガスでSociety of Vertebrate Palaeontology で発表される。

シカゴ大学古生物学者のPaul Serenoはこの調査には参加していないが、この新しい発見が他の研究者による精査に耐えるものであれば、archaeocetes は以前考えられていたよりも早く進化したことになると。「肝心な点は発見場所で、南極大陸ということに非常に興味がある」と。

海事上の協力を強化   日本とフィリッピン

2011-10-14 00:00:12 | 東北地震津浪災害 3.11
日本の野田首相とフィリッピンのベニグノ・アキノ大統領は昨日、中国との海事紛争に関連して沿岸警備隊と海軍力について協力体制を強化することを取り決めた(9月28日Reuter/ Gulf Times Qatar)

アキノ大統領の東京訪問により合意を得たものであるが、この背景には昨年の中国漁船が東シナ海で、海上保安庁の船に衝突し船長逮捕に発展、悪化した北京との関係がある。「我々はフィリッピンとともに戦略的意義や基本的な感覚を共有する必要がある」と野田首相は共同記者会見で語った。

「トップリーダーや大臣級による対話を頻繁にもつこと、次官による戦略的検討、海事安全に携わる機関や防衛当局同士の協力の強化を図ることで合意した」と。この協力には日本御海上保安庁艦艇を訓練おためにフィリッピンに派遣することも含まれる。
中国、フィリッピン、ベトナムおよびその他3か国の間には南シナ海の人の住んでいない小島、岩礁などで石油やガスの埋蔵にからんだ紛争がある。マニラとハノイは今年のはじめに強力な抗議活動を行っている。この中にはフィリッピン領海への9度にわたる侵犯行為や漁民に対する発砲などが含まれる。「日本がフィリッピン沿岸警備隊への訓練や機材援助などを行うことに関し、感謝の意を表明したい。これにより我が国の沿岸警備を強化できる」とアキノ大統領は語った。

野田首相とアキノ大統領は南シナ海の平和と安定は国際共同体に共通の関心事であると一致。中東からの原油は南シナ海を経由して日本に向かう。過去25年間で最悪の原発事故発生により火力による発電は重要性を増している。