飽和脂肪2.3％以上含む食品に課税 デンマーク

市民の健康を奨励すべくデンマークは飽和脂肪を2.3％以上含む食品に課税を行うことになった（10月3日ＭＰ）　

先週土曜日以降、デンマークは飽和脂肪に対し、16デンマーククローネ（2.86ドル）を課税している。デンマーク産業連盟の理事Ole Linnet Juulは課税により小型のバターが39セント、バーガーが14セント高くなるという。デンマークは脂肪製品に課税したおそらく初めての国と思われる。欧州のほかの国では砂糖、チョコレート、ソフトドリンクなどに課税しているところもある。デンマーク議会は去る3月にデンマーク人の余命を延長する目的でこの対策に賛成した。

デンマークの平均寿命は他のスカンジナビア諸国よりも低い。2005年のOECD報告ではデンマーク人は77.2歳でOECD諸国平均よりも1.6年短い。保守党議員で健康対策大臣を2007年から2010年まで務めたJakob Axel Nielsenはこのアイデアを2009年に提唱、飽和脂肪が癌や 心臓結果の病気につながるためという。「砂糖、脂肪、タバコなどを高くすることがデンマーク人の平均寿命の延長に役立つ」と。
この課税により影響を受けるのは食用油、ミルク、ピザなどである。コペンハーゲン大学のJorgen Dejgard Jensen博士らの部門が課税策をはじめに提唱したが、脂肪に対する課税の事例は今までないという（以下省略）