memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

Vinh Te運河での洪水体験   ベトナム

2011-10-06 09:48:17 | 亜細亜海道
メコンデルタに洪水の季節がくると多くの人が高地に逃げる。しかし中には洪水で魚やエビがやってくることを喜ぶ人々もいる(10月3日SGT/VNN)

多くの旅行会社は観光客に洪水体験を勧める。観光客は木造船に乗り魚釣りをしたりして、その獲物を楽しむ。

An Giang省にきたらChau Doc町のVinh Te 運河に遊ぶのが良い。Ben Da Nui Sam の桟橋から観光客はおよそ10分で漁民が魚の簗をしかけてあるVinh Te 運河に着く。この辺りは一面の田んぼである、しかし陰暦の7月から10月にかけては水が全体をつつむ、このことで住民は野菜の成長や魚を獲ることができる。

観光客は大型の船から小舟に乗り運河に浮かび地元民がDONと呼ぶ簗で魚獲りを楽しむ。漁民は数百の網を魚の通り道に仕掛けている。うまく魚を獲るためには地形と水の流れを熟知し、深場を狙う必要がある。

環境保護主義者が米国カジキ漁に戻ってきた

2011-10-06 09:47:34 | 水産・海洋
カジキ漁業は壮大な漁獲をするために漁業者の“死のカーテン”刺し網で海を荒らし、ウミガメ、イルカ、クジラを殺すものだとして描かれてきた(9月19日calcoastnews)

しかしながら、政府当局者と強力かつ影響力のある環境団体の一つはその描写は誤っていると。彼らは政府は西海岸の漁業について少なくとも再評価すべきだとCalifornia Watchで語った。「我々としてはウミガメの保護にあたりたい。そのために大衆の理解を得たい。視野を広くし全体的な見方をする時ではないか」とカルフォルニア自然保護団体の沿岸海洋プログラムの理事Chuck Cookはいう。

カルフォルニアのカジキ漁業は過去20年間で劇的に減少、1992年には130件の漁業許可があったが今は39にまで減少しているとCook氏はCalifornia Watchに語った。また39のうちの15件のみが活動しているに過ぎないと漁業者として3代目にあたりモントレー根拠の持続可能な漁業連合の創設者のひとりであるKathy Fosmark女史がCalifornia Watchに語った。

コンセプション岬からオレゴン州ニューポートまで広がる 214,000平方マイルの禁漁区での減少が非難されている。にもかかわらず米国は世界有数のカジキの消費国である。自然保護団体のCook氏によれば,米国はその輸入の75%を米国内の厳重に規制され監視されている漁船よりもはるかに高い混獲率の無規制、無監視の漁業から輸入している」という。“混獲”とは目的とする魚種以外のウミガメ、海獣、鳥類などが偶発的に獲られることをいう。

米国内では漁船はオブザーバーの乗船を義務付けその漁獲や混獲について報告をすること、 空気呼吸をするウミガメ、イルカ、クジラなどの動物の捕獲を最少化するために特殊漁具の使用が規定されている。最近ではカジキ類の資源は大きく2009年の資源評価ではその目標値の30%を超えているという。「マグロのような小型漁屋大型魚を捕食する頂点にある捕食魚にうまく適応している。非常に弾力性のある漁業だ」とNMFSの科学者Jon BrodziakがCalifornia Watchに語っている。

とうあいえ、いくつかのグループは米国のカジキ漁業禁止を唱えている。大平洋漁業管理委員会の代表は刺し網は海獣るう意に危険を及ぼすとし委員会としてはその代わりに銛突きによる方法を行うべきだという。オセアナの大平洋プロジェクトのBen Enticknapは連邦政府は正しい漁業を実行しない国々からの輸入を禁止すべきと。「輸入規制の手立てはある」それにより消費者が無規制のカジキを買うジレンマから解放されると。

日本と南シナ海問題を提起

2011-10-06 09:47:10 | 海事
フィリッピン大統領ベニグノ・アキノは今月の来日の際に南シナ海の領有問題について提起する予定と報道官が月曜日伝えた(9月19日AFP)

領海問題と中国とフィリッピンの間の緊張の高まりは日本も懸念するところだとアキノ大統領の発言を引用し報道官Herminio Coloma が発言。「米国と同様、日本も南シナ海の平和と安定を求める利害関係国である。よってこの問題は両国にとって共通の関心事項である」とColoma報道官はAFPに対する声明文の中でのべた。

9月24~29日の日本訪問に先立ち、先週日本人記者に対し南シナ海を介しての「妨げの無い交易と航海の自由」の確保が関心事項であると大統領は表明。フィリッピンおよび中国は、ブルネイ、マレーシア、台湾、ベトナムも同じように南シナ海全体あるいは部分的にたがいに相反する主張を行っている。石油とガスが豊富と思われている海域に関する中国の強硬な主張が高まっているというフィリッピンとベトナムの主張により緊張が今年ふたたび高まっている。

フィリッピンは中国軍がフィリッピン漁民に対して警告発砲を行ったり、フィリッピンが承認している石油探査船に対して嫌がらせとしてブイや標識の設置を行ったと非難。アキノ大統領は緊張緩和のため8月30日から9月3日の間中国を訪問、同時に同海域における国家の位置を強化のため軍事的手段や国連との連携を図っている。