memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

岩手の漁業は奮闘中

2011-10-09 10:24:51 | 東北地震津浪災害 3.11
岩手県の漁業会社は東日本大震災で被災したが、漁期に向けて操業再開のために奮闘している(9月20日DailyYomiuri)

県の商工業部局によれば178の水産加工会社のうち少なくとも117社が災害により設備を失った。県の調べではこれらのうち91社は事業再開をしたいと表明しているが、8月末までに実行できたのは17社だけにとどまっている。漁業者らは秋の漁期に向け順次活動を再開している、しかし漁業関連施設の再建には時間がかかっている。

こうした状況から、漁獲物が加工され消費に回るかどうか不透明である。県内の多くの漁業会社は加工設備を沿岸部に持っておりそれらは3月11日に浸水被害を受けた。しかしながら地方政府はこうした地域での再建を控えるよう要請している。
宮城県の水産加工会社439社は3月の震災で被災。宮城県の漁業振興課によればこれらのうちわずか30社が操業を再開したのみという。4月、岩手県は傘下市町村に対して津波被害を受けた地区での再建を規制するように要請した。釜石市は建物の再建にあっては地盤のかさ上げ工事が完了するまでは規制すると取り決めた。とはいえかさ上げ後の土地を以下に利用するかは決まっておらず、多くの漁業会社の計画は宙に浮いている。水産加工会社が高台に移転することは地元住民の反対が考えられる場合がある。

釜石根拠の漁業会社津田商店および同じ市内のほかの加工会社は加工設備を津波で被災した大槌町から釜石市の内陸部に移転することを決めた。市行政は各社の再建のために16,500平方米の土地を準備、これによる雇用の創出は400人となるため市の再建に重要と考えている。しかし、その現場住民は計画に反対、魚の匂いやマイナスの影響として地下水への排水の影響などをあげている。いまのところ、計画現場の開発は決まっていない。

津田商店の津田ヤスユキ氏は「ひと月会社を停止すれば、給与支払いほかで4,000万円の損失になる」という。釜石市の冷蔵庫会社ガンべ冷蔵は市の海岸部での操業再開を計画している。このため修理作業を今月から始め政府および地方行政からの支援およそ5,000万円を受ける。しかしながら支援策による現金の支払いは復旧工事が完了してからとなる。ガンベ冷蔵は建設会社に支払う当初の支払いに充てる金が不足のため工事に取り掛かれないでいる。

ガンベ・エイジ常務は「被災した会社が直面している状況を政府は理解していない」と語る。三陸沿岸ではサンマとサケの盛漁期が近付いている。地元漁師は定置網の数を増やすことを計画しているがこうした水揚げは釜石魚市場にも向けられる。コガワラ・イズミ(60歳)氏は漁協の副会長だがどのようにすすむか心配している「生で流通するより加工向けが増えるのでは。買い付けが少なければ価格は低迷する」と。

中国のフカヒレを対象にキャンペーン

2011-10-09 10:24:21 | 
合法ではある、しかしフカヒレ採取は身の毛のよだつ仕事だ(9月21日BBC)

漁師は鰭を切り取ったらサメは海に投げ捨てるそこでサメは血を流し死んでゆく。鰭は乾してから中国料理屋に売られる、そこでスープになる。中国はフカヒレ取引の中心である、しかしこのキャンペーンでフカヒレスープを食べぬように呼び掛ける。この運動は動物愛護団体のWildAidの活動によるもので,中国で最も有名なスポーツ選手Yao Mingの支援を得ている。「買うことを止めれば、殺すこともなくなるだろう」と最近バスケットボールから引退したYaoはビデオキャンペーの中で語る。

WildAid は中国でフカヒレ摂取禁止を呼び掛けているだけではない。Jane Goodall 研究所は北京動物園で血みどろの(サメの)写真を展示した。サメが悠然と泳ぐ写真の隣に漁師がフカヒレを切り取っている写真があった。目的は人々にフカヒレスープの値段を思い起こさせるもの、一つ当たり100ドルにもなる。

「中国にはサメは鰭を再生することができるという作り話がある。しかしこれは真実ではない。サメはゆっくりと死んでゆく、痛みを伴った残酷な死である」と同研究所のちゅごくにおける理事であるLei Chen Wongはいう。展示された写真は一部の人々に衝撃を与えた。「特定の写真から衝撃を受けた」と鰭を切り取られた死んだサメの社hシンを指さしながらLi Zhongwenはいう。「人間は残酷な動物だ」そのの20歳の学生は言った。

<富の象徴>
環境と動物の権利は中国でも関心を呼ぶようになった。北京の金鼎軒レストランチエーンは昨年からフカヒレスープ販売を止めた。「お客は何故やめたのかという。高いものを売れば稼げるではないかと彼らはいう」と総経理のLi Mangはいう。「我々は単にサメを殺すことは残虐だと説明すると、多くの顧客は我々に同意した」しかし、多くの人々はフカヒレスープを食べたいという。それに金を持つ人々が増えてきた」
フカヒレは高い。キロ当たり700ドルである。だから財力を見せたい人々をひきつける。いくつかのレストランでは紛い物のフカヒレスープを出している。安物の材料に代えたたのだ。フカヒレスープは中国の歴代皇帝が好んで食した美味である。何お栄養もないものなのにどうして人々は食べたがるのだろうか。

中国人の裕福ビジネスマンで政治家でもあるDing Liguoは法規制のない限り,フカヒレを食べることを止めないだろうという。 中国代議員であり40歳の彼はフカヒレの取引を政府が禁止すべきという。「物質主義は発展したが道徳はさほどに進化していない」と製鉄所をいくつも所有している仏教徒のDing 氏はいう。WildAidによれば7300万尾のサメが毎年殺されている。これが続けばいくつかのサメの種は消滅するだろう。中国の人々にそれを見合わせるようにすることは簡単でない。