memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

機関低速運転による障害はおこらない  マースク船社

2011-10-30 14:26:34 | 海事
広く信じられていることに反して、機関の低速運転は障害を起こさない、と, AP Moller-Maersk 社の研究成果が示した(10月10日SNT)

機関に対する負担もメンテナンスコストも低くなると。「煤が発生する、振動、プロペラの健全性など様々な懸念があったが、我々はこれらの懸念に対処、解決策を見出した」とMaersk社の技術アドバイザーJan de Katはいう。

最も経済的なコンテナ船の運航速力は25ノットではなく10-15 ノットであることが分かったとロンドンのs International Freighting Weeklyが伝えた。この成果は先ごろのブラッセルでのセミナーで発表された。 Jan de Kat氏はマースク社としても他の船社がこの実証確認することを望んでいると。世界の運航速力は2008年以降27%低速化している。

福島原発の災厄

2011-10-30 00:09:02 | 東北地震津浪災害 3.11
タケモト・タケシさんは食品の買い物に行くと鮮度と福島第一原発の影響を受けたものではないかの確認をするという(10月12日Globe and Mail)

ほかの日本人と同じようにタケモトさんは福島原発地区の商品も安全であるという政府の保証は信じられないという。このため彼は福島県およびその近隣県からの米や野菜は買わないという。また日本産の肉や水産物も避けている理由は餌が汚染されているのではという心配があるからという。魚も原発近くで水揚げされたものは同じであるという。

「自分たちはモロッコのタコやちりーのサケは信頼している」と60歳のビジネスコンサルタントの彼はいう。「高くはないし、十分だ」福島原発の放射線はガイガーカウンターで検出できる範囲を越えて広がっている。福島県の面積は14,000平方キロでレバノンやジャマイカのそれよりも広い。しかし日本政府は原発から20KM半径以内からの避難を行った。

その地区のものを拒絶するのみではなく、日本の観光客は人気のある浜辺やハイキングコースなどについても福島県を避け、伝統的な旅館なども閉鎖の瀬戸際にある。福島県の汚名は子供たちにも広がり子供たちがその地区から来たということでいじめを受けている。「放課後周りの児童が、放射能、放射能と騒ぎ立てる」と福島県の広野在住のエアタナベ・マサヒロ氏はいう。

街全体が津波で被災した東北でみられたストイックな連帯であるが、福島県にくると目に見えない放射線の脅威のためにそれがみられない。「日本の別の地区からに人々はその場所が高度汚染されていなくとも福島県には近づきたがらない。みんな単に恐れているのだ」と原発から50㎞のところに棲む会計学の大学教授はいう。津波により一連の爆発とメルトダウンを起した原発によりこの国はいまだ問題と格闘を続けている。災害の規模を理解し日本はどのように挑戦してゆくのか。

毎週地元の新聞にはほかの品物についても放射能が検出されたという見出しが載る。牛肉、ミルク、ホウレンソウなどについてでリコールや禁止措置などが載る。先月には日本政府の基準では危険といえない放射性セシウムがこの地区の米で見つかったなど。この国の常食であるものにまで懸念が広がる。この地区の年産32億ドルの農業は今年は間引きされた形であり、このほかの経済要素がこの地区をふらつかせている。ジャパンタイムス紙によれば、この地区の今月の漁獲量は85%~99%減少したと伝えている。多くの漁業者も福島産のラベルでは売れないと認識している。

「千葉や茨城の魚も同じ海で獲られたものだ、でも我々の魚は福島産というだけで売れない。全く馬鹿げている」と魚市場関係者はいう。火曜日、日本政府は福島県内全域で栽培された米について検査の結果、キロ当たり500ベクレルの許容値を超えるものはなく安全と発表した。しかし日本人のなかにはそうした安全宣言はもはや信じられないという。「多くの日本人は政府による発表は信じられない。ぞっとすることだが我々はNHKや民間放送チャンネル、新聞報道も信じられない」とビジネスコンサルタントのタケモト氏はいう。彼の母が広島の被災者であることから、特に放射線を恐れている。「福島県は日本最大の桃の産地だ、でも10年間は福島の桃は買わない」と。

漁獲禁止がヒルサの供給に影響   インド

2011-10-30 00:08:34 | 
バングラデシュでの11日間の禁漁がカルカッタの祭りの期間のヒルサ(Hilsha/Hilsa)不足を招いている(10月11日telegraphindia)

バングラデシュ漁業局はヒルサの産卵期にあたる5日から16日までを禁漁とした。これにより国内向けおよび海外向けの需要に対応するためという。カルカッタとその周辺地区ではこの時期毎日100トンのヒルサを消費するが、その70%はバングラデシュから輸入される。つまりこの禁漁によりヒルサPadma-r ilishなしでの1週間を過ごすことになる。

最後のヒルサ契約分350トンが10月3日に到着、その後はDurga PujaのためPetrapole国境は閉鎖された。地元のヒルサはDigha, Diamond Harbour や Raidighiなどから来るが、供給量の3割に過ぎず、不漁のためにとるに足りない量となっている。Dum Dum市場では先週キロ当たり350ルピア、Tollygungeでは375ルピアとなっていた。「バングラデシュからのヒルサは今はない」とTollygungeの商人はいう。

「日曜日魚好きの人たちは落胆、彼らは魚を求めて市場を歩き回らねばならなかった。先週まではヒルサはいっぱいあった。しかし今の状況は違う。魚売りたちはいつまたふんだんに魚が入るかはわからないといった」とSalt Lakeの主婦Roshni Mukherjeeはいう。彼女をはじめヒルサ好きの人々は少なくともあと10日間は待たなければならないだろう。

「漁師たちが海に出て魚を獲れるのは10月16日以降のこと。それから5日後くらいにカルカッタに魚が届く」とカルカッタの漁業局関係者はいう。カルカッタでは今年のヒルサ時期は落胆から始まった。魚の値段は一般人が手の届かないものとなった。バングラデシュからの供給は7月8月は一回当たり50トン以下となっていた。欠乏は9月第一週の125トンの到着で一段落したものの、その後欠乏している。

サケ100トンとイクラ56トンを没収   カムチャツカ

2011-10-30 00:07:57 | 水産・海洋
サケ類100トン以上とイクラ56トン以上が夏場のサケ漁期にカムチャツカで没収されたと東北部沿岸警備隊が水曜日ITAR-TASS通信に伝えた(9月28日ITAR TASS)

83人の個人と70の会社が責任をとらさられた。罰金は767,000ルーブルと481,000ルーブルですでに違反者から徴収している。カムチャツカのサケ漁期は9月13日に終漁したが251,620トンの魚が様々な漁業形態でこの半島で密漁されておりその中にはアマチュアやスポーツ漁も含まれる。サケ業界の水揚げは247,800トンを超えた。2011年漁期の水揚げはカムチャツカで水揚げん統計を1906年に始めて以来最大となったとカムチャツカ州漁業大臣Vladimir Galitsynは語った。