memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

落雷で漁船が炎上   マレーシア

2011-10-10 12:39:28 | 亜細亜海道
落雷によりKampung Marhumの漁船4隻が炎上した。これによる損害額はおよそ10万リンギット(邦貨換算240万円)と漁民の一人はいう(10月9日Bernama/nst)

漁師のAbdul Ghafar Ismai(50歳)によれば雷が午後7時半に漁船の一隻に落雷そのあとほかの船に燃え広がったという。彼と他の仲間はPekan警察に状況を報告した。地元警察のSharif Sallehは漁船で生計を立ててい彼らに対し何らかの支援をと模索している。

カリーニングラード漁船を逮捕  ノルウエー海

2011-10-10 10:18:50 | 水産・海洋
ノルウエー海でロシア、カリーニングラード所属の漁船Orlikがノルウエー沿岸警備隊に拘束された。乗組員が船外に残滓を投棄したものとみられる。(9月23日ロシア漁業者新聞)

"Fishing Gazette"にムルマンスク地方ロシアFSBのSergey Kudryashovがつたえたところでは, 本船は漁獲物を冷凍フィレーに船上加工している。その加工の際のれ残滓がノルウエー海の水中に投棄された模様。ノルウエーの法規、またロシアにおいてもこの行為は認められていない。

我々は漁船船主にこのことを通告したが、船長及び船主はその大きな責任について裁判にかけられる見込みである。本紙の理解でもノルウエー沿岸警備隊の行為は水産資源保護のために適正である。Sergey Kudryashovは以前にも似たような事件が3件発生したことがあると。

違法流し網漁船を拘束  米国沿岸警備隊

2011-10-10 10:18:21 | 海事
米国沿岸警備隊は無国籍漁船Bangun Perkasaの乗組員を9月15日に逮捕した(10月6日USCG/KUCB)

この無国籍漁船は遠洋で違法に流し網操業を行っていたものでダッチハーバーに連行された。沿岸警備隊は9月中旬にKodiakの南西2600浬のところでBangun Perkasaを阻止したもの。

本船乗組員らは沿岸警備隊のヘリに発見された際には漁具を切断し逃走を図ろうとした。乗船検問を行ったところ、かれらはインドネシア船籍であると虚偽の申告をし、船には10浬の長さに相当する流し網、30トンのイカ、30尾のサメが積まれていた。遠洋での流し網操業は国連により禁止されている。沿岸警備隊の下士官のSara Francisは海洋生態系を棄損するものと表明。「流し網は見境のない漁具。それに直面した物すべてを獲ってしまう。魚類資源い深刻な影響を与える」とFrancis。

米国沿岸警備隊は国際協力のもと流し網の取り締まりを積極的に実行、これは国連によっても奨励されている」通常は違法操業の漁船はその船籍国に送還される。しかし無国籍船の場合は拘束され米国の港に連行される。この船Perkasaの場合違法操業のほかに、船中に鼠がいることも発覚した。こうしたネズミはアリューシャノの生態系を破壊する恐れがある。このため沿岸警備隊はすべてのげっ歯類の確認が終わるまで本船を領海外に留め置くこととしている。

いったん入港すればNOAAの法務執行担当が船の漁獲を査定し罪科と責任を決定する。違法操業の漁船は最高10万ドルの罰金が科せられ、民事科料の最高は2.5万ドルである。22人の乗組員全員は税関と国境警備部局が彼らの国籍を確認するまで本船におかれる。彼らは5か国の言語をはなし、その中には中国、北京語、ベトナム語、台湾語、インドネシア語が含まれるが、正式な書類関係があるかどうかも分かっていない。彼らはこののち、なぜ外国漁船い乗ったか、その背後には誰がいるのかなどの尋問を受けることになる。

密輸取り締まりを支援    英国海軍

2011-10-10 10:17:14 | 海事
英国海軍はアラビア湾の密輸防止活動で心をつかむために食糧や清水のプレゼントを行っている。欧州、アフリカ、アジアを結ぶ交差点にあたるこの海は世界最大の原油資源のために毎日スーパータンカーが行き来する海域である(The news Porthmouth)

英国Portsmouthを母港とする軍艦HMS St Albansは現地で犯罪防止の活動にあたっている。密輸を探知し防止するとともに、海賊やテロリストに資金が流れることを阻止する目的がある。

水兵や海兵はフリゲート艦に乗り組みパトロールを行い、ダウ船の漁民と接触し、生の情報を得る。その見返りとして食糧や水、船医による医療処置などを与えている。海兵隊のコマンドーの 兵長のBen Gloverは「通常一日に10隻のダウ漁船と接触する。彼らは我々に会うと喜ぶ。簡単な糧食のギフトの効果があるとは驚く」と。

「彼らは明らかに最低限必要なものだけで生きている。わずかな水や食料で長途を航海する。漁師たちは我々と話をすることを喜ぶが、どんな些細な情報でも密輸阻止に役に立つ」地元漁師との接触のほかに本艦は外交的な訪問をこの海域で政治経済的に影響のあるバーレン、UAE,クエートなども訪問する。

St Albansの作戦担当士官Will King少佐は「乗船している誰もがこの湾で行っている任務が重要なことを理解している。英国やその他の世界にとって重要な生命線の海であるからだ」中東での活動中は、本艦が介入すべきいかなる事態についても直ちに対応できる状態にあるという。たとえば6月にはオマーン湾で沈没したタンカーから13人の船員を救助した実績もある。本艦St Albansはポーツマスを昨年6月に出港、中東での任務は今年の12月まで続く。

写真:HMS St AlbansのBen Brocklebank中尉がペルシャ湾でダウ船に食糧を手渡ししている。