memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

沈没した原潜の処理を決める必要がある ロシア

2011-08-17 08:31:06 | 海事

ロシアは放射能汚染の危険性を回避するためにバレンツ海とカラ海に沈没した2隻の原潜の取り扱いについて決定する必要に迫られているとロシア核関連当局が語った(8月9日BarentsObsrver)

我々はこれら原潜を引き上げるかそれとも現場に残すのか速やかに決定する必要性に迫られているとROSATOMの副総裁のIvan Kamenskikh氏がYamal原子力砕氷船で行われた会議の席で語ったとNOVOSTI通信が伝えた。これら2隻の原潜は
November級の原潜でB-159 (K-159)であるが2003年8月9人の乗組員、800キロの使用済み核燃料とともに水深248メートルの海底に沈んだ。またK-27は1982年に東部カラ海に投棄されている。

後者は1962年に建造された実験用の攻撃型原潜であり、原子炉の不備が原因で1979年に退役、水深33メートルの海底に投棄される前に原子炉は密閉された。

サルガッソ海の海藻が蔓延     セントマーチン島北岸

2011-08-17 08:30:11 | 水産・海洋
副大統領Pierre Aliottiは火曜日の記者会見でサルガッソの海藻が島北岸のフランス領側の海岸に大量に堆積していると発表。この海藻は褐色で球体を持っている。必要であれば特定の浜辺を閉鎖し、状況が悪化すれば水浴も禁止すると発表。今のところ浜辺への接近は規制されていない(8月10日DAILY HERALD)

航空機による調査も自然保護区によって行われ海藻の広がり具合とその行方を監視している。状況が最もひどいのはオリエント・ビーチであり、なかでもMont Vernon endあたりがひどい。
大量の水に浮かんだ海藻は数週間前から浜辺に漂着していた。こうした自然現象は何も新しいことではない、しかし今年の場合はあまりにも多くの海藻が大西洋から風と潮により島に押し寄せていて、前例のない状況となっている。サルガッソの海藻はバーミューダ、フロリダ、プエルトリコに囲まれたサルガッソ海からのものである。漁師らは魚やほかの海洋生物を供給するとして歓迎する。

水深の深いところの海藻は海水浴客などに被害を与えることはない。しかし海藻が浜辺で濡れたまま死滅すると腐った卵のような硫黄臭が発生する。これが起こると目に対する刺激や呼吸困難を引き起こし人に対し被害を及ぼす。高齢者やぜんそく患者など呼吸器疾患のある人、妊婦やさらに犬などの動物にも影響する。

こうした人々は海藻に近づかないことが肝要である。しかし、熱帯の気温により48時間以内に乾燥し、分解、健康被害を招くことはない。簡単な方法は海藻を浜辺に薄くならべ乾燥を促進することである。(以下省略)