プレジャーボートが衝突沈没 モスクワ川

6人が救助され一人は自力で岸辺に泳ぎ着いた。残りの乗客とクルーの捜索が続いている（7月31日NOVOSTI）　

16人が乗っていたこのボートの沈没で少なくとも5人が死亡、事故は日曜日の深夜貨物艀との衝突による。捜索隊によるとこの事故での死者は10人に及ぶであろうと。船長でありこの船の持ち主を含む5人はすでに発見された。緊急事態の対応にあたる当局者の話ではこの救助された乗客の中には二人のトルコ人が含まれるという。犠牲者の友人は乗客は誕生祝のため乗船していたという。目撃者によればボートは衝突の前には艀の周りで奇妙な動きをしていたという。浮クレーンが現場に来ることになっているがボートは艀の底と3メートル水深の川底との間に挟まっているといい救出は困難であると。

この事故はボルガ河で201人乗りのクルーズ客船Bulgariaが沈没し、122人が亡くなった事故からひと月以内に発生した。Bulgaria号の沈没後メドベーエフ大統領はすべての客船の総合的な点検を命じた。

密漁でWYE河の魚資源が半分に減少

　
大半が東欧人によるもので、これらの泥棒は英国の河川で大規模な密漁を行っている（8月4日Daily Mail）

英国で本も愛されている川の魚資源が東欧人の密漁グループによって減少している。ギャングらはWYE川の恵みを自らの生活のため収奪し闇市場に横流しをしている。過去2年間で天然のサケの数は57％に減少していると環境保護者らが発表した。134マイルの長さのこの川は昨年の投票で国内最良の河川として選ばれている。

驚くべきことにあつかましい犯罪者らは闇市場に売る前に川辺で盗んだ魚のBBQまでしている。20ポンドの新鮮なサケは300ポンドに相当し高級ホテルに売られている。多くのマス、パイク、鯉に似たバーベルなども投棄してゆく。この密漁のギャングらは近くの果樹園で働く東欧人とみられている。

密漁者の中には毒物を使って魚を殺し、大きな網ですくうものもいる。この川は英国で5番目の大河川で、科学的関心においても貴重である。環境局はパトロールの数を増やし、茂みの中にカメラを設置するなどして密漁者の捕捉に努力している。

タンカーが座礁 ダーバン

船齢40年、長さ164mのタンガーが西アフリカからインドの解撤場（スクラップヤード）に向かう途中座礁、基幹船員15人が乗船していた（7月28日SNT）

本船 "Phoenix" は南ア、ダーバンのChristmas Bay近くで座礁した。本船は時化に見舞われ、乗り組みは投錨した。しかしアンカーケーブルが破断、岸に向かって漂流を始めた。サルベージ会社の"Smit Amandla"が引き綱により深場に戻そうとしたが天候がそれを許さなかった。 波高は4 ～ 6メートルで風速は30ノットに達した。波に押された本船は陸岸から200メートルのところで座礁した。3機のヘリが派遣され乗り組みの15人全員が救助された。Smit Amandlaサルベージ会社は作業をすでに開始しているが、本船は現場で解体される見込み。

共通漁業海域でのTACを合意 アルゼンチン・ウルグアイ

アルゼンチンとウルグアイは共通漁業海域CFZにおけるサメsmooth-hound shark (Mustelus spp.)とエイray (Rajidae)のTACについて合意、それぞれを4,000トンおよび9,000トンとした。骨抜きしたサメsmooth-hound sharkは近隣諸国での需要が強い（7月25日MP）

アルゼンチンの官報で発表された議決5/11によれば、軟骨魚類について作業グループはこれらの魚種の持続可能な漁獲を勧告している。統合漁業委員会 CTMFMはこれら2魚種についての漁獲と水揚げデータを毎月交換することにも合意した。アルゼンチンの漁業養殖省次官は1月から7月15日の間に3.762トンのサメsmooth-hound shark がアルゼンチンの港に陸揚げされたと報じた。この数値は昨年同期の4,470トンより減少した。

エイについては1月1日から7月15日の間に11,735トンがアルゼンチンの港に陸揚げされたが、昨年実績10,876とんよりも増加した。CTMFMは今年の5月までに1,783トンのサメsmooth-hound sharkと 5,083トンのエイがCFZ で漁獲されたという。昨年はサメが4,371トンが漁獲されうち4.118トンがアルゼンチン漁船、253トンがウルグアイ漁船によるものであった。またエイは9,227トンを漁獲アルゼンチンが8,163トン、ウルグアイ船によるものが1,104トンであった。