memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

地方政府が遠洋漁業を支援  インド

2011-08-20 10:26:38 | 水産・海洋
浅海域の魚類資源が急速に減少していることから、タミル・ナドウ州政府は民間と提携して遠洋漁業振興にあたる政策を施行することを発表した(8月9日PTI/ibnlive)

Tamil Nadu 州の漁業局長Noorjahanは州政府が遠洋漁業における魚加工処理設備の増強に努めるとPTIに語った。このことは動力を備えた遠洋漁船やはえ縄漁船を支援するものであるという。

「この計画では遠洋に母船を投入、小船によるさまざまな漁獲を収容する。母船は漁民の必要な商業的支援を何であれ行う。この計画は試験ベースのものをただちに実行すると同女史はかたった。「政府は25 croreルピア(2.5億ルピア)の資金を動力漁船500隻と、装備付きのマグロ漁船26隻の購入のために割り当てる」と女史は語る。 「この州にはさまざまな形態の漁船が56,000隻ある。このうちの6,000隻が動力船あるいは遠洋マグロ漁船である」という。「州政府は漁獲向上のために漁具の供給もここなう」と。また政府はNagapattinam とPazhayar港の近代化も行うとし、その資金は津浪復興基金によるものという。さらに政府は12の沿岸地区に新水揚げ場を設けると。

気候変動が北極マダラをおびやかす

2011-08-20 10:25:53 | 水産・海洋
北極のマダラは世界でも最大のマダラ資源である。海水温の上昇が海洋生物の北上をもたらし、それが北極海マダラやその他のバレンツ海の魚資源に問題を引き起こすと研究者らは見ている(8月9日BarentsSeaObserver)

過去13年間およそ300種の南方魚資源がバレンツ海の西側やSvalbard島周辺で見つかっている。ノルウエー自然管理省の報告がある。この報告の中で1997年以降100種類以上の温暖水に生息する魚がノルウエー水域で見つかっていると研究者の
Torleiv Brattegard 氏は伝えている。少なくともその3分の2はスコットランドやシェットランドから来たもので、残りはスエーデンやデンマーク由来であると。Brattegard は NRKに対してバレンツ海に南方魚種が出現する理由は高温以外にないと述べている。それ以外に説明のつく理由がないと同氏はいう。

1997年ノルウエーでおよそ1600種の底生生物種が確認されその分布の北限はノルウエーであるとされた。そのうち565種が沿岸伝いにさらに北上、1997~2010年のあいだにおよそ750~1,000㎞を北上している。過去におけるわずかな温度上昇がこのような変動をもたらすことは驚くに値するとノルウエー自然管理省の首席アドバオイザー Ingrid Bysveen女史はいう。 新しい魚種が食物連鎖に入りおむとそこに生息する魚や動物の競合関係を変化させてしまう。その結果が何をもたらすかは不明だがマダラやその他の資源にとっては厳しい状況をもたらすだろうとBysveen女史はいう。高水温自体は生息場所や産卵場所の北方移動をもたらすことになると。