memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

難民船で25人の遺体を発見

2011-08-16 12:56:17 | 海事
チュニジア近くのイタリアの小島Lampedusaでイタリア沿岸警備隊が船上で25遺体を発見した。(8月1日SNT)

日曜日遅くに発見された遺体はすべてサブサハラ・アフリカ人の男性で、この船はリビアを出港6人の女性と21人お子供を含む271人が乗船していた。死因は船の機関からのガスによる窒息とみられている。「彼らは死後48時間以内とみられる」とAdnkronos医師がインタビューにこたえた。熱と狭い場所に詰め込まれていたために遺体の腐敗が進んだ」と Pietro Bartolo医師は語った。

北アフリカの政情不安が今年進行、4万人以上の難民がLampedusaに到来。難民センターの受け入れ能力は850人にすぎない。北アフリカの長年のリーダーZine El Abidine Ben Aliが失権して以降、リビアから乗船してLampedusaにたどり着く難民が増加している。


飲料水不足に悩む漁村   カラチ

2011-08-16 11:36:20 | 亜細亜海道
古い漁村へのタンカーによる給水が中止されて数年たった(8月8日South Asian Media Network)

Mubarak Village, Kakahおよびその他の集落ではタンカーの稼働が中止となり過去2年間飲料水の不足に見舞われている。行政による給水設備がなく住民は遠距離から健康に適さない池の水を運んでいる。1996年には公衆衛生局がタンカーによる給水を行っていた。この給水は集落の住民ベースで行われていたもので、タンカーの運航に集落が燃料代や賃金を支払っていた。しかし2年前にタンカーの機関とタンクに問題が起きた。

Mubarak集落のMuhammad Raheem(55歳)は何度も集落の人々が行政に掛け合いタンカーの修理を要請したが何の行動も見られないと非難する。故障したタンカーの水の値段は民間のタンカーよりも安い。現在住民は民間のタンカー(給水船)から水を得ているが非常に高い。よって漁民は民間船から水を買うことができないでいる。

調査期間中にも、数百人の夫人や子供たちが頭に壺を載せ運んでいる、これらの水は池や井戸からの危険な水である。住民らは胃病や肝臓病を含む様々な病状を訴えている。ここには病院はなく治療には町まで出かける必要がある。漁民らは政府に対しタンカー修理の行動を起こすよう求めている。


日本のコンテナ船が海難救助  マラッカ海峡  

2011-08-16 11:35:26 | 海事
 
7月30日日本郵船のコンテナ船IKARUGA(18,619総トン、シンガポール船籍)がマラッカ海峡で貨物船の乗員23人を救助した。(8月5日SNT)

Ikarugaはスリランカのコロンボからシンガポールに向けて航行中7月29日現地時間午後11:50に救難信号が発せられた。シンガポール港湾当局はIKARUGAに対し救援を要請、直ちに活動が行われた。当該貨物船は他船と衝突したもので、IKARUGAは30日午前0:48に現場に到着、2隻のライフボートに載った23人(ブルガリア人1、ウクライナ人8、フィリッピン人14人)を救助した。救助された全員は無事であり30日午前10:50、IKARUGAからシンガポールで下船した。