魚の需要が供給を凌駕している 英国

年間の魚消費は英国での漁獲の倍に相当すると。英国の海での漁獲は需要の196日分にしか相当しないとの調査結果が出た（7月15日Guardian.uk)

英国の2011年の魚消費はすでに年間供給量に到達しているとシンクタンクのNew Economics Foundationと Ocean2012キャンペーンが伝えている。英国で食べられる魚の総量は英国水域からの漁獲の倍に相当し、需要の196日間しか澪たすことができないという。このことは英国は自国の漁業に頼っているが、今日その資源は尽きていると。EUは漁業政策の改定を提案、漁獲量の削減を提唱している。キャンペーン当事者はＥＵの消費者に責任のある消費を呼びかけるとともに、維持可能な漁業の対策を呼びかけている。

中国向けで原料不足が問題に ベトナム

ゴム、水産物、砂糖などの加工製造業者らは中国への原材料輸出を続ける各協会に対して何も手を打っていないと批判を強めている（7月21日INFO.VN） 　

ゴム加工業者の場合、ベトナムゴム協会VRAからの原料購入が中国に向けられるために不可能になっているという。これに対しVRAの総書記のThi Thuy Hoaは協会としてはメンバー会社のビジネスに介入することはできないと発言。VRAのできることは単に助言するだけであり,これはVRAは実行していると。「 協会としては中国よりもリスクの少ない市場を求めるよう助言している」と同女史はいう。

このような枯渇は砂糖産業でも起きている。農業地方開発省によれば中国は2010年8月から2011年6月までにベトナムから砂糖原料10万トンを輸入したという。現在国内市場は密輸された砂糖であふれているという。こうした統計が批判を引き起こしている。しかしながら、ベトナム砂糖およびサトウキビ協会の会長であるNguyen Thanh Longはメンバー会社が輸出したいという市場を規制したり中国への輸出を禁止することはできないという。同氏は協会は砂糖生産者とそのビジネスの代表機関であるに過ぎないという。輸出を行う各社は工業および貿易担当当局の管理のもとにあるという。

ベトナム水産物生産輸出者協会VASEPの総書記Truong Dinh Hoeは中国の貿易業者が原材料輸入をすることに介入することは協会の力の及ばないところであると発言。VASEPの機能は他の協会と同様にメンバー会社に代わって問題を当局に報告することだけであると。

空母ヴァリヤークは研究・訓練が目的 中国国防省

中国国防大臣は中国初の空母は調査研究、実験、訓練に使用することが目的であり海軍戦略に影響を及ぼすものではないと発言した（7月29日SNT）

この発言は中国の領海紛争に用いられるのではないかという関係国の関心を和らげることが目的のようだ。
国防省のスポークスマンの先任大佐Geng Yanshengは,中国のパイロットが空母発着の訓練をすることを初めて認め、今年の夏の海上公試の後に始まると発言。しかし完全な活動が可能になるまでには長時間が必要であると。

「空母の建造は極めて複雑なものであり、現在われわれはスクラップされた空母のプラットフォームを利用して技術調査、実験、訓練などのための改修を行っている」とGeng大佐は発言。これは月刊誌の中国国防省ニュースに掲載された。またメデイアの質問に対し本艦は中国軍事記念日の8月1日に完工すると。本船はこれまで長く繋がれていた。本艦の海上公試についての詳細なスケジュールは改修工事のスケジュール次第という。（以下省略）