逃げた養殖サーモンが天然のサケに遺伝子的な影響をノルウエーの沿岸全域で影響を与えていることが初めて科学的に確認された(8月18日AQUANOR/FSTND)
21河川のサーモンのうち少なくとも6河川の天然サーモンが影響を受けていることが判明した。天然のサーモンの遺伝子的変異が認められたのはVosso, Opo, Lone, Vestre Jakobselv, Figgjo, Berbyelvaの河川である。研究者らは天然魚と逃げ出した魚が同じ産卵場所にいたためとみている。これら21河川では様々な数量の逃避魚が確認されている。15河川の天然魚には遺伝子的変化は見られなかった。大量の逃避魚のあったEtneelva とNamsen川では影響は見られなかった。これらの河川には大量の強健な天然サーモンがいる。
今回の調査は逃避魚についての初めてのもの。遺伝子変異については過去30年間のデータが使用されている。