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ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

名人のワインデキャンティング@ミスタースタンプス

2017-02-01 14:50:05 | ワイン&酒
日本のワインレストランの草分け的存在である、六本木の「ミスタースタンプスワインガーデン」に久しぶりにお邪魔した際に、素晴らしい技を目の当たりにしました。

マスターの碩本さんは、ワインのプロ中のプロ。
ソムリエとしてサービスに当たるだけではなく、さまざまな場で活躍されている方です。

この店には何度もお邪魔していますが、このサービス技術は初めて見ました。



若いワインを開かせるために、大きなワイングラスを用いてデキャンティングされました。

この日、私の持参した20年モノのボルドーは、オリがあったために、パニエに静置後、通常使われるデキャンタに移されました。



しかし、別のワインは、この巨大グラスがデキャンタとなりました。
巨大グラスのままグルグルとスワリングされてから、各自のグラスにサービスされました。



注がれたのは、画面左端の赤ワイングラスです。



そのワインは、米カリフォルニア州ソノマの Vérité Le Désir 2008

カベルネ・フランをメインに、ボルドーのサン・テミリアオンをソノマの地で表現したカルトワインです。

2008年と、そこそここなれてきているはずですが、そのまま飲むにはガッチリしていたのでしょう。
そういう場合は、空気に触れさせる形状のデキャンタが使われますが、ワイングラスを使うデカンティングは初めて見ました。

こういう技術は興味深く、さすが、長年サービスに携わってこられたベテラン!
デキャンタ後のワインは、それでもまだまだ若く、酸がしっかりありました。
複雑味も出ていましたが、同じワインを持っている方は、もうしばらくは寝かせておく方が良いかもしれません。



その他に飲んだワインはこちら。
すべて持ち込みです。

Véritéのワインメーカーがフランスのサン・テミリオンに縁が深い方なので、サン・テミリオンのワインとの比較も興味深かったです。


Grand Corbin-Despagne Saint-Emilion Grand Cru Classe 2006(仏Saint-Emilion)
Chateau Quinault L'Enclos 1997(仏Saint-Emilion/) ※ファーストヴィンテージ


Esk Valley Merlot Malbec Cabernet Sauvignon Reserve 1995(NZ-Hawkes Bay)
紫輝SHIKIヤマソービニオン2016マルス・信州みやだワイン(長野県)


Champagne Damien Hugot Brut Blanc de Blancs NVコチラで紹介
Colli Aprutini Pecorino IGT 2010 Emidio Pepe(伊Abruzzo)



蓬莱泉 特別純米 INADA 関谷醸造(愛知県)/ 黒龍 大吟醸 しずく(福井県)
日本酒も登場!

おかげさまで、今回もふらふらです(笑)





料理はおまかせのコースで。



チーズは、友人のイギリス土産のブルーチーズ“スティルトン”も加えていただきました。



左がスティルトンチーズ ―ねっとりしています



とってもおいしかった壺入りのスティルトンチーズ

皆さん、ありがとうございました!


ミスタースタンプスワインガーデン
東京都港区六本木4-4-2
TEL.3479-1390


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