ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

花見といえばロゼワイン!

2014-03-28 10:12:48 | ワイン&酒
今週末は桜の花見を予定している人も多いことでしょう。
おそらくこの桜の季節が、一年で一番 ロゼワイン が売れるはず(笑)

花見だから桜色のワイン=ロゼワイン、と結びつけるわけですが、どうせ飲むなら、皆に美味しい!と言ってもらえるロゼワインをチョイスしたいもの。
そこで、今週の試飲会で出合った、私のオススメロゼを紹介します。



右)Bourgogne Clairet Rose 2010 Geantet-Pansiot (仏 ブルゴーニュ)
左)Rose of ZinFUNdel 2011 NALLE (米 カリフォルニア)




Bourgogne Clairet Rose 2010 Geantet-Pansiot  2800円

ブルゴーニュはジュヴレイ・シャンベルタンのジャンテ・パンシオがつくるロゼ。
樹齢約80年のピノ・ノワールからつくられています。

色は淡い桜色。控えめなベリーのアロマがデリケート。うまみの乗った滋味な味わいがおいしい! 驚くのは余韻の長さ で、じんわりとしたうまみが口の中に穏やかに広がります。

アペリティフはもちろんですが、これ一本で食事を通すことができる包容力があります。
お花見のように、あれこれ色々な料理が集まる場なら、このロゼワインはオールマイティに大活躍すること間違いなし。アルコール11%とライトなのに、この旨み

高級店の料理にも合うクオリティなので、訳わからなくなるようなビニールシート上の宴会にはもったいないのだけれど(笑)
ブルゴーニュらしからぬ曲線美のボトルも話題になるはず。
優雅に楽しむお花見にオススメ です。


ピンクのコルクもキュート♪




Rose of ZinFUNdel 2011 NALLE  3200円

ジンファンデルの栽培の伝統産地ソノマのドライクリーク・ヴァレー産のZinfandelロゼ。
正しい綴りは「Zinfandel」ですが、「ZinFUNdel」(FUN=楽しい)とした遊び心が楽しいですね(笑)

アタックはジャンテ・パンシオのロゼよりもやや甘めに感じますが、酸が豊かで、しっかりとしたうまみがあり、長い余韻にうっとり
古木を所有し、ジンファンデルに定評のあるノールならではの出来で、質のいいブドウを使っていることがよくわかります。アルコール度数は12.5%。

最初に少しキャンディぽさがあり、繊細な味わいのフードだとワインに負けてしまいそうなので、ジャンテ・パンシオのロゼよりもフードを選ぶタイプでしょう。
ローストビーフなど、ジューシーな肉料理が合いそう。セミハード系のチーズもオススメ。





もう少しお手軽なプライスがいいなら、見た感じのフィーリングや色の濃淡の好みで選んでも、ロゼワインならハズレが少ないから一安心(笑)
1000円台~2000円程度で揃うのが多いのも嬉しいポイントです

(輸入元:ヴィノラム)



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