ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

伊ロンバルディア州のチーズとワインのマッチング

2018-01-07 16:22:36 | ワイン&酒
年末は、ちょうど直前にイタリアのロンバルディア州に出張し、その際にチーズをいくつか買ってきたこともあったので、ロンバルディアのDOPチーズ「クアルティローロ・ロンバルド」とスパークリングワインのフランチャコルタで1年を締めくくりました。



Formaggio QUARTIROLO LOMBARDO (Lombardia, Italy)

牛乳から作る非加熱タイプの軟質チーズで、熟成期間は5~30日。
ロンバルディア州の9県、ブレーシャ、ベルガモ、コモ、クレモナ、レッコ、ローディ、ミラノ、パヴィア、ヴァレーゼの全域で作られ、四角い形状をしています。
若いうちは白くてパサパサしていますが、熟成するにつれて外皮の色がクリーム色から薄いオレンジ色に変わっていきます。



これは真っ白でしたので、まだ若い状態で、食感もパサついていました。
味わいは酸味が少しあり、さっぱりしていて、ミルクっぽさが少し残っていました。

クアルティローロの名前は、4回目(クアルト)の牧草の刈り入れ(タリィオ)という意味があり、ロンバルディアの古い言葉だそうですよ。





ロンバルディア州のチーズにはロンバルディア州のフランチャコルタを合わせました。




瓶内二次発酵のスパークリングワインで、原産地呼称は DOCG Franciacorta
ちょうどハーフサイズボトルがあったので、チーズと同じ産地でマッチングさせてみました。

フランチャコルタはコクがあり、酸もしっかりあり、クアルティローロの繊細な味わいと酸味にいい感じにマッチしてくれました。

ちょっと贅沢な大晦日となりました


コメント
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