ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

100周年!シャンパーニュ・ド・カステルノー@FOODEX

2016-03-09 15:35:43 | ワイン&酒
「Champagne de Castelnau」  シャンパーニュ・ド・カステルノーを知っていますか?

昨日出かけた FOODEX JAPAN 2016で出合ったワインを紹介します。
ベタですが、シャンパーニュです

日本人は無類のシャンパーニュ好きですが(笑)、このブランドを知っている人は多くないのでは?



Champagne de Castelnau

カステルノーはシャンパーニュのランスに拠点を置くシャンパンハウスで、創業は1916年
2016年の今年は100周年になります。

ルフトハンザ航空のビジネスクラスをはじめ、他のエアラインでもサービスされており、欧米では知名度の高いブランドということですが、残念ながら、日本ではまだ埋もれているかも?


輸出マネージャーのトマさん

トマさんによると、カステルノーは熟成期間が長いのが特徴で、ベーシックなBrut Reserveでも6年という長さです。シャンパーニュの規定では最低3年ですから、その倍です。

Brut Reserveを試飲すると、こっくりとした厚み、複雑味があります。
乾杯用というよりは、食事を合わせて楽しみたいガストロノミーのワインだと思いました。



記録的な猛暑の年として記憶に残っている2003年のブラン・ド・ブランの熟成期間は10年!

これも試飲しましたが、酸の骨格がしっかりとあり、非常にパワフル!
猛暑の2003年は、年号入りを仕込むメゾンは数えるほどだったそうですが、カステルノーの選択は正解ですね!

続けて2002年のブラン・ド・ブランも試飲しましたが、非常に若々しく、複雑味もたっぷり。
これだけ熟成させてこの状態というのは素晴らしいです。


大きなボトルは COLLECTION OENOTHÈQUE 1995

このコレクション・エノテークは、シャルドネ60%、ピノ・ノワール40%で、すべてクラン・クリュ畑のブドウを使用しています。
デゴルジュマンは2015年なので、熟成期間は実に20年?!



トマさんの自慢げな顔から、これがどんなに美味しいか想像はできますが、残念ながら見せていただいただけです (笑)
FOODEX最終日なら開けてくれるでしょうか?

シャンパーニュ・ド・カステルノーは、高品質ながら価格は控えめ、と聞きました。
これは嬉しいですね。
日本市場でも少し出回っているということですが、もっと広く展開していきたいとのことでした。

興味ある方は、FOODEXのフランスブース(5C03)に足を運んでみてください。




FOODEXの受付登録が激混みなので ご注意を~

コメント
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