お気楽ボランティア日記

楽しみながら、ボランティア   広がる、人の輪

文藝春秋・・・抱腹絶倒!「夏休みの宿題」

2010年08月16日 | その他
 その前はいつ買ったのか思い出せない「文藝春秋」を、芥川賞の「乙女の密告」読みたさで買いました。

 「乙女の密告」・・・なんでこれが芥川賞? 
 キャッチコピーは「アンネの日記を現代によみがえらせた意欲作」なんですが、また、何人もの審査員が誉めていますが、私はダメでした。期待していたのに・・・

 数年前の少女達の受賞作「蹴りたい背中」「蛇にピアス」も、なぜ受賞?と思いましたが・・・私の感性が悪いのか、最近の受賞作って感動しないのが多いなあ!

 でも、おもしろい記事が載っていました!これがすごく楽しかったので、まあ相殺かな?

 その記事というのは「夏休みの宿題で人生が決まる」というアンケート。
 誰にも経験がある、ほろ苦い思い出の詰まった「夏休みの宿題」・・・それを各界の著名人60人に聞いたものなんですが、小学生の時の宿題の終わらせ方が現在の行動パターンとどうつながっているかという視点が面白いですなあ!・・・昔も今も行動パターンが「同じ」というのが多いようで「人間の性質って変わらないなあ!」と思わせてくれます。

 宿題の終わらせ方を5つに分類。
1,先行逃げ切り型・・・7月中に終わらせる、先見性に富む
2,コツコツ積み立て型・・・ムラなく着実に
3,まくり型・・・最後の三日間ぐらいで泣きなき片づける
4,不提出型・・・指図に従わない
5,その他

 3のまくり型が大多数で、まさに私もこれでした。しかも、周囲に助けて貰いながら片づける。
 というか「手伝いたい」という親切な?人が周囲に何人もいて、絵や工作をやってると「どれどれ」と顔を出し、口を出し、ついには手伝う振りしていつのまにか全てその人がやってしまうというパターン。
 実は、家が自営業だったので、絵や工作や理科が好きな職人さんが何人もいて、みんな手を出したがるんですよ。(夏休みに限らず、普段から手伝って貰ってました!)まあ、やらせてあげるのを一種の人助けかもと考えてた面もあります。

 あせったのは、ほとんど作ってもらった工作が、あるとき市の展覧会か何かに出すことが決まったとき!・・・さすがに心が痛みました。

 で、教師になったときも夏休みの作品はあまり信用していない・・・というか、まあ家族との合作だろうなと考えていました。(ごめんなさい!)

 本に戻って・・・面白かった回答から
○杏(女優・モデル 先行逃げ切り型)・・・「逃げ切りすぎて二学期初めに自爆(勉強勘が戻らず)」

○内舘牧子(脚本家 先行逃げ切り型)・・・「早くできた宿題はサッサと出したくて8月1日の登校日に提出。あまりに早く出された先生は何となくしてしまった。後にあまりに早く出した原稿を出版社がなくしてしまい、以来、締め切り日に出すようにしている」

○佐竹敬久(秋田県知事 先行逃げ切り型)・・・「絵日記は天気予報が推定できる範囲で先に日記を完成させ、日記にあわせて行動していた」

○麻木久仁子(タレント まくり型)・・・「夏休み初日、宿題カレンダーを作る。四、五日頑張る。空白。どうでも良くなる。8月31日徹夜。明日出来ることを今日しない。今、娘が全く私と同じ事を繰り返している。因果はめぐる・・・と暗澹たる思いでおります」

 びっくりしました。麻木さんのパターンって私と似てる!多分、みんな誰かと似てるんでしょうね。皆さんも探してみては?

 でも、今の私は「先行逃げ切り」が多いかな?やるべき事はすぐ取りかからないと、落ち着かなくて、夜も眠れない・・・という小心者です!

 

 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする