拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

無人駅

2024-06-30 10:09:22 | 地理

単線だと、駅と駅の間で上り下りの電車がすれ違うことはできないから、自然と駅には同時に上り下りの両線が入線することになる。そんな単線の某駅に向かって下り電車は高台から下りてくるし、

上り電車は谷間から上がってくる。

その某駅は、駅員さんがいる時間が限られている。時間が有限なのは駅員だけではない。券売機の稼働時間も有限である。

駅員さんもおらず、券売機も動いてなければ切符の精算はどうやればいいかというと、SUICAやPASMOを持ってれば簡易式のタッチパネルがあるからそれにタッチすればよい。持ってない場合は、乗車駅証明書発行機っていうのがあって、

そこから証明書をとって降車駅で精算する、というシステムである。

だが、時間に限りがあっても駅員さんがいるだけましである。世の中には無人駅がいくつもある。券売機がない駅もある。SUICA等のタッチパネルすらない駅がある。つまり、何にもない駅がある。降車駅がそういう駅だと分かってれば乗車駅で切符を買うが、分かってなくてSUICA等で入った場合、降車駅で出場記録を残せない。実際、以前、某線に乗ってからそのことに気付いてどうしようと思ったことがあるが、よくしたものでちゃんと車掌さんが回ってくるから車内で精算することになる。

因みに、タッチパネル等の設備の有無と駅舎の有無は別物である。駅舎があっても無人で設備が皆無の駅もあれば、駅舎はないが(あるのはプラットフォームだけ。だから、道路とプラットフォームが直通である)、タッチパネルはある駅もある。私の父の実家の最寄り駅(中央本線の某駅)がそうだ。この駅は戦後作られたそうで、私がうーんと小さい頃、その駅には、各駅停車の列車ですらほとんど停まらなかった。でも駅員はいたと思う。その後、1970年に無人化したそうである。その頃、SUICAなどありようはずもないから精算は車掌さんがやっていたのだろう。今では、各駅停車は全部停まるようだ。その駅も出世したものである。しかも、駅前に大きなスーパーができていた。「私の奥地」とどっこいである。因みに、だいぶ前に父の墓参りに行ったときは、へー、こんなところに!と思う場所にイタリアンの店があり、次行ったときは寄ろうと思っていたが、次に行ったときは、「へー、こんなところに」というロケーションが災いしたらしく、消えてなくなっていた。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿