拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

アイアンシェフ=タイタンシェフ(まれ)

2015-06-06 10:46:36 | 日記
やってくれました、NHK(朝ドラの「まれ」)。ここまでぱくれば大笑い。「料理の鉄人」=「料理の巨人」。主催者役の山口馬木也さんは本家の鹿賀丈史さんばりのハデハデ衣装(ポーズも)。実況は本家が福井謙二アナでドラマは福澤朗アナ(おお!「福」つながり!偶然?)。解説の服部幸應さんは共通。どうせなら「おいしゅうございます」の岸朝子さんも審査員役で出ればよかったのに(91歳であらせられる)。料理の鉄人が放送されてたのは20世紀だから、10代の人とかは知らないんだねー。だから「料理の巨人」がパロディーだってことも分からないだろうな。お気の毒。そういえば、本家の方は鹿賀さんが「出でよ、アイアンシェフ!」と叫んでたけど、今日のはどうだったか?台詞は「出でよ、巨人たち」。ところが、画面には「titan chef」の文字が。おお(さんしょううお!「山椒魚は悲しんだ」)!「アイアンシェフ」に対して「タイタンシェフ」!語呂を合わせているではないか。考えた人天才。昨日の放送で、男性用トイレに女性が当たり前のように入ってきたのが「変」と書こうとしたが(結局書いてる)、そんなことを打ち消す大ヒットであった。

ネルソン・ミサにモーツァルトの影響を見る

2015-06-06 06:57:07 | 音楽
昨日のブログ記事のタイトル、オペラ好きだが競馬は知らない方は「え?デル・モナコが貴婦人と浮き名でも流したの?」と思われたかも知れない。い、いえ、デル・モナコが浮き名を流したなんて知りません。無理だったんじゃない?奥さんがいつも横に張り付いてたというから。で、「声が出ないから歌えない」と舞台袖でだだをこねるデル・モナコを「力ずくで」舞台に出させた、という。逆に競馬好きだがオペラを知らない方は「え?デルモナコっていう馬がいるの?」と思ったかも知れない。いません(「マリアカラス」「グルベローヴァ」はいる。)。さて本題。モーツァルトの戴冠ミサを歌ってると「ソーーラシド」という音型が出てきてフィガロっぽいなーと思ったが、同じ人が書いてるんだから似てて当たり前と思ってたら、ハイドンのネルソン・ミサにも同じ音型がいっぱい出てくる。それだけじゃない。ネルソンの「Qui tollis」のバスのソロ((移動ドで)ドーーミドソーミドー)ってモーツァルトのレクイエムの「妙なるラッパ」(ドーソーミドソミドー)と似てる。ネルソンは3拍子でラッパは4拍子だけど調性はどちらも変ロ長調。モーツァルトはハイドンから影響を受けたというが、後年、逆にハイドンがモーツァルトから影響を受けたと聞く。その現れか。ネルソン・ミサが作曲されたのはモーツァルトの死後、レクイエムの発表後だし。さて、相変わらず合唱団でアルトにしがみついてる私(帰るべき故郷(バス、テナー)はない。)、ネルソン・ミサの「鬼門のレ」はどうしたかというと、目立たないように、みんながフォルテで歌うときに「どさくさにまぎれて」出してます(「火事場泥棒」のようでもある。)。