拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

映画「赤線地帯」

2015-06-24 21:28:09 | 日記
溝口健二監督の映画「赤線地帯」をBSで観る。1956年に公開された作品で、売春防止法施行(私が生まれた年=1958年)前の「特殊飲食店」で働く人たちを描いたもの。冒頭から「ぴよ~~~ん、ぴよ~~~ん」って感じの現代音楽が鳴り響く。音楽担当は誰かと思ったら黛俊郎さんだった。この映画で娼婦を演じてる女優さんたちはみんな当時の大スターだそうで。例えば、小暮美千代さん、知ってる。子どもの頃、ドラマ(題名は忘れた)でこの方を見た。既に大奥様風情だった。口元のほくろで覚えてる。それから、若尾文子さん。有名建築家の奥様で最近までよくテレビでお顔を拝見した。ありゃ、この丸顔の妖艶な感じの方は誰だ?京マチ子さん!この方が。へー。色っぽい。黒澤明監督の「羅生門」に出てらした?あれ白塗りで顔がよく分からないし。因みに、その「羅生門」、芥川龍之介の「羅生門」より「藪の中」を思わせる筋だった。

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