拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

父さんお願い~カンタータの会

2015-06-18 09:57:51 | 音楽
バッハのカンタータを歌う会は毎回新曲で銘々が準備していっていきなり3回通す。その合間にソロ・コーナーがあって、前回はAさんが「O mio babbino caro」を歌われた(「父さんお願い」と書いたが、多くは「私のお父さん」。「caro」まで付けて「私の優しいお父様」なんてのもある。いかさま師のジャンニ・スキッキに「様」はどうなんだろう。でも、ここは「お父様」に泣きつく場面だからいいか。)。このアリア、とっても叙情的で独立してコンサートでも歌われるんだけど、オペラ(ジャンニ・スキッキ)全体はドタバタ劇。その中、このアリアのとこだけ時間が止まって涼しい風が吹く。この日のAさんの歌がまさにそう。緊張のカンタータの中で、ホッとする瞬間であった。なぜカンタータが緊張か、というと、そりゃあ楽譜を見るのが金曜日、歌詞をチェックするのが土曜日、で、声を出すのは日曜日(当日)の会場が初めて。男声のソロ(本来、歌いたい人はだれでもソロを歌える)は文字どおりソロ(最近、男声(そう、ここでは私は男なのだ)は私一人)。こんなやっつけ仕事だから思わぬポカもする。こないだなど「ーエン」で終わるところ、Lが入ってしまって。「ーレン」になった(私の舌、勝手に動かないで!って感じ)。そんなこと言うんだったら、もっと余裕をもって楽譜を見ればいいじゃん?ってそれはごもっともなんだが、なにせ、その日が終わるとグロッキー。「Genug,damit genug」(お腹いっぱい~オルロフスキー)で、次、はっと気がつくとまた直前の金曜日なのだ。これを人は悪循環という。

イカスミも真っ黒

2015-06-18 06:32:58 | グルメ

スーパーに行く途中、駅から離れていておよそレストランなどなさそうな場所(なにしろウチの近所だし)にイタメシ屋さんがあって、どんな店だろう?と思ってた。たまにはサ○○○ヤ以外にも行くか、と思っていたところでもあり、昨夜決行(マレも高級フレンチ(ジルダのアリアが流れてた)に行ったことだし)。場所が場所だけに、メニューにサンマ定食があったらどうしよう、と思ったが、ちゃんとしたイタリアンだった。牛タンのソテーを盛ったお皿の模様はバルサミコソースだし(ぎしぎし塗って食べた)、イカスミのスパゲッティは「真っ黒」だし(某激安店では、一時「灰色」だった。最近は黒くなったようだが)、ピザも旨かった。たまには(うーーーーんとたまには)こういう所に来なきゃあかん、と思った。