拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

パガニーニと私はほぼ同一人(ツノガエルと比べたら)

2021-02-11 09:32:18 | 音楽
我が家の筒状四姉妹のうち、一番最近来たO子だけは他のC子、B子、A子(ちんどん族)と種族が違う。ちんどん族とは長い付き合いだがO子との付き合い方はこれから学ばねならぬ。そんな状況なのにO子のデビューの予定がある。Adagioで音符が白いとくればデビューにはうってつけ、これを逃すと一生デビューできないと踏んだからであるが、いかにも無謀。実は、一昨日、ゴジラとラドンに追いかけられる夢を見た。やめとけという天啓だろうか。因みに、ゴジラの驚異から逃れるためには地下鉄銀座線に乗ってパラレルワールドに行くしかないということになり、高い階から銀座線に乗ったのはいいが(あれは渋谷駅だ。改装後、ホームの位置はどうなるのだろう)、途中でぴたっと止まってしまい、あれ?これは夢かなと思ってるうちに徐々に夢から覚めていった。変な夢であった。ゴジラがシャトー・マルゴーを飲んでたし。そんな事情なので、毎夕O子と稽古をしているのだが、その後、A子とも遊んでいる。当たり前のようにくわえていたマウスピースがO子との後は異様にでかく感じられる。遊び道具はモーツァルトのコンチェルトの第3楽章。テンポは2分の1で。だから時間が倍かかる。吹き終わるとぐったり。それでもモーツァルトには違いない。ちんどん族とよく付き合っていたのは半世紀前。それからしばらく音沙汰がなかったが、最近付き合いを再開した。そこは昔取った杵柄。O子よりはよっぽど扱い慣れている。しかし、指の回りは戻ってない。だが、タンギングは逆に上達した。それはこういうワケである。昔は指がくるくる回った。タンギングが追いつかなかった。だから、タンギングすべきところもスラーでごまかした。ところが今は指が回らない。タンギングができる程度の速さでしか回らない。だからちゃんとタンギングをしているので上手くなったのである。だったらちんどん族と遊んでばいいじゃん、なぜいまさらO子にちょっかいを出すのかって?明白な理由がある。月に一回「小川さん」で遊んでいるのだが、小川さんは「O子命」でちんどん族には目もくれない(そもそも小川さんの当時、ちんどん族は完成してなかった。前身があることはあったようだが)。だからである。それと、ときどき違う女子に手を出したくなるものである(話の流れからこういう表現になってしまった。ここだけ取り出すと私は下司人間である。だが、もてる男でなければ下司にはなれない。なれるものならなってみたい)。かのヴァイオリンの天才パガニーニだっていっときヴァイオリンから離れてギターに凝った。子供の頃その話を読んだときは、もったいない、なぜずっとヴァイオリンを弾かなかったのだろうと思ったが今ではお気持ちが分かる。え?大天才と自分を一緒にするな?あのね、言わせてもらうけどね。そりゃ、パガニーニと私だけを比較のテーブルに置いたなら太陽と地中のミミズですよ。だけどね、同じテーブルにツノガエルも置いてごらん。ツノガエルと私の差を考えれば私とパガニーニはほぼほぼ同一人である。それにしても、ツノガエルは可愛い顔をして猛烈。あのでかい口に入るものならなんでも食べちゃう。でかい口はそのためのものである。そういう目でみると、オオサンショウウオだって、「オオサンショウウオは悲しんだ」なんて小説があったり、絶滅危惧種だったり、特別天然記念物だったりするから愛おしいが、あの大きながま口(とはよく言った)で片っ端から捕食していると思えば獰猛なハンターである。そう言えば、スターウォーズⅥ(ジェダイの復讐。いつの間にか邦題が「ジェダイの帰還」に変わっているが、私にとっては永遠に「復讐」である)に出てくるジャヴァ・ザ・ハットは、小さなカエル状の生き物を丸呑みしていたが、あの口なら、レイア姫を丸呑みにするあたりがリアルである。