拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

はいはい、パパですよ♥

2021-02-05 19:31:43 | 日記
今朝投稿した記事に、「外国語が上手くなるためにはその国の人と付き合うのが一番」というコメントをいただいた。全くその通りである。しかし、なにせ相手が要ることであるから言うは易しだが、実は、日本ではサウナでにじり寄ってきた小太りのおじさん以外に、からきしもてなかったワタクシであるが、ドイツでは、女性から電話番号の書いた紙片を渡されるというどきどき体験をしたことがある。しかも2回。そのうちの1回は、フライブルクへ行く新幹線の中でのこと。デッキに立っていたら、座席に座っているドイツ人女性が隣が空いているからこっちに来い、と手招きをする。傍らに乳母車があって中で赤ん坊が寝ていた。で、言われたとおり隣に座ると、日本に興味があると言い、天皇制のこととかを聞いてきた。長いこと話しているうちにフライブルクに着いた。すると、降車しようとする私の後を彼女が追いかけてきて、紙にささっと何か書いて渡された。また会おうと言う。紙には電話番号が書いてあった。カモがネギをしょってきたような幸運!? しかし、私は電話しなかった。もし、電話をして、深い関係になったら、ドイツ語が上達するとともに、あの赤ん坊のパパになるやもしれん。その自信がなかったからである。さて、「パパ」と言えば、「父親」の意味のほか、淫靡な意味の「パパ」もある。お手当を払うパパである。それで思い出すのは「ガキデカ」のあるエピソード。こまわりくんにはモモちゃんとジュンちゃんという美女姉妹の友達がいた。あるとき、ジュンちゃんがモモちゃんに「なぜあたしたちにはパパがいないの?」と言って、パパを恋しがって泣いた。そこに(淫靡な意味の)「パパ」に変装したこまわりくんが「はいはい、パパですよ」と言って現れ、服を脱ぎだす。すると「そのパパじゃない」とボコボコにされる、これがオチである。記憶に残る名シーンであった。また読んでみたい。因みに「八丈島のキョン」は、私はガキデカで知った。千葉にもいて、今では増えてしまって、農作物を食い荒らす困った存在だという。話を戻す。ドイツではそうしたどきどき体験もあったのだが、日本では相変わらずのもてなさぶり(最近は、サウナに行かないから、小太りのおじさんとも出会わない)。今朝の記事にも「美女に囲まれながらちっとももてない」と書いた。書きながら思った。一番いいのは「美女に囲まれてもてること」であるが、これが現実的でない場合、「美女に囲まれながらもてない」のと「美女に囲まれない」のとどっちがよいだろう。美女に囲まれるだけでもありがたいと思えと言われるかもしれない。しかし、ワクワクドキドキの持って行き先がないのもつらいものである。「当て馬」の悲哀はかくのごとしであろうか。実は、明日投稿予定の記事で、人生において、いい思いを一度でも味わってから没落するのと、最初から最後まで没落しっぱなしなのとではどちらがいいか、という哲学的な(?)命題に挑む予定である(予定は未定である)。なお、上記の「はいはい、パパですよ」の「はい」がもしかすると一個だったかも知れない。だから一層読み直してみたいと切望する今現在の私である。

キャラ

2021-02-05 09:02:59 | 日記
蓮舫議員は炎上したが、メディアは相変わらずスガさんの発信力のなさ=しゃべりの下手さをあげつらっている。私は岸田さんが総理になればいいと思っていたからスガさんの積極的支持者ではない(そもそも与党の支持者ではない。是々非々である)。だが、スガさんに、滑舌のよい演説を期待するのは酷である。そもそもそういうキャラではない。雪深い秋田の農家の出で……と朴訥と話す姿に多くの人が共感し、高い支持率を与えたのである。それを、就任後半年足らずでしゃべりが下手だと言って支持率が半分に下落するなんざ有権者もあまりに節操がない。そういうしゃべりなのを分かったうえで支持したのではないのか。一度支持したのなら、しばらくは見守って応援するっていう態度にならないものか。よく、ドイツのメルケルさんが引き合いに出される。メルケルさんは普段は理性的だがコロナ禍になってからの演説は心がこもっている、人をひきつける、というのである。しかし、メルケルさんはドイツ人である。ドイツの国会を見てると、大概の議員は、演台に肩肘をついて、手をぶるぶる振り回して絶叫している。メルケルさんにもそういう血が流れていたということである。日本人が同じことをしてはだめだ。私は、その昔、ドイツ語を一生懸命勉強していた頃、ドイツ語が上手くなるためにはドイツ人のキャラになりきらねばならぬと思っていた。で、よそのおうちの宴会にお呼ばれしたとき、肩肘ついて、テーブルをどんどん叩きながら大声で持論をぶったらホストが怒りだし、つかみ合いの大げんかになった。そういうことである。え?そんなの論外?たしかに限度を知らないワタクシではある。因みに、現在の私は「ドイツ人キャラ」を封印。今、突出して出ているのは「美女に囲まれているのにもてない男」キャラである。