拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

果報者(歌いまくる会で歌い初め)

2020-01-06 13:57:44 | 音楽
昨日の歌いまくる会が私の歌い初め(と言っても半分以上は楽器だったが)。初めて参加して下さった方を含めてたくさんの方に来ていただいて盛況。1週間後にせまったミサ・ソレムニス通唱会のアンコールで演奏する予定のフィデリオもやったりしていつもにまして楽しい会だった。ソロ・コーナーも充実。バロックから朝ドラまで芸達者な皆々が素敵な歌を聴かせてくださいました。終わった後のピアニストの先生を囲む会(つまり飲み会)も盛況。欠席者の穴を埋めるべく予定を変更して参加してくれたMさん、感謝してます。私は朝目が覚めたらコートを着たまま寝ていたから多分、wie immer(いつもの通り)多めに(?)飲んだのだろう。いや、道路で寝たわけではない。ちゃんと家のこたつの中で、である(「ちゃんと」じゃないか)。ソロ・コーナーで私がやったのは、バラの騎士のゾフィーとオクタヴィアンの二重唱。これをY先生にお願いしてクラリネットのデュオで演奏した。このオペラの二重唱と言えば、ほとんどの人は第2幕冒頭の「銀のバラの二重唱」(「銀の」と打ったらお利口なパソコンが「銀のベンザ」と予測変換した)又は第3幕幕切れの二重唱を思い浮かべるだろうが、昨日演奏したのは第2幕の真ん中あたりで歌われる「Mit Ihren Augen voll Tränen」(あなたの瞳は涙であふれ)で始まるやつ。私は、この曲の微妙な調の移ろいが大好きで一度演奏したいと思っていた。Y先生(本業はピアニスト)のおかげで実現できた。Y先生、ありがとうございました。この会でピアノを弾いてくれているK子先生とは昨年末、某団のパーティーの余興でヴァイオリンのデュオを弾けたし、偉い先生方とセッションをしていただいてる私はまっこと果報者である。実は、私が近年クラリネットとヴァイオリンを再開したのはこの二人の先生方に影響されたからであった。