拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

大酒の原因は音楽(と……)

2020-01-28 11:52:41 | 音楽
「松戸からタクシーに乗った」と書いたが、どうやら乗ったのは北千住らしい。あの時間、上りで松戸より先がないのは各停で、快速は上野まで行くそうだ。そうすると、そうでなければよいな、絶対そうでないよなと心中必死に否定していたある事実が現実味を帯びてくる。死んだふりをしよう。とにかく記憶をなくすのがいけない。大酒を飲まなければよい。しかし、私が音楽をやるかぎり大酒を飲まないわけにはいかない。風が吹けば桶屋が儲かる式の数奇な因果の流れではあるが、音楽をやらなければ大酒を飲まないという式が成り立つから、最高裁判所が採用している因果関係に関する条件説に立てば、私の大酒の原因は間違いなく音楽である。いや、もう一つあった。私がチョンガーであることだ。この二つがあいまって私に大酒を飲ましている。よし、相手を募集しよう。ちょうど、八王子から八高線で30分くらいの所の一戸建てを格安で買わないかと言ってくれる人がいる。そこを新居にすることを条件として募集をかけよう。応募期間は明朝私が目覚めるまで。メールかメッセンジャーでのお申込み、(ジャパネット風に声をそろえて)お待ちしてます!そう言えば、ついこないだも同様の募集をかけた。あのときは、ザンクト・ペーターに一緒に旅する人がいたらその人に身も心も捧げるというものだった。冗談のようだが実は翌日わくわくしながらメッセンジャーを覗いたものである(で、申込みがゼロだったのでがっかりした)。あのときはザンクト・ペーター、今回は八王子(から30分)だからハードルは下がったはず。なんだか、繰り返すたびに値段の安くなるバーゲン品のようだ。いや待て、万が一申込みがあったとして、場所が場所だから車が必須アイテム。でも私は40年間運転歴のないペーパードライバーだから運転は新婦がすることになる。で、朝、新婦が車で家を出て帰ってこなかったらどうしよう。帰ってきても1週間に一度だったらどうしよう。1か月に一度だったらどうしよう。1年に一度だったらどうしよう。陸の孤島に取り残された私は着てはもらえぬセーターを寒さこらえて編みつつ大酒を飲む……なんだ、結局大酒を飲むんだったら元も子もないじゃんけ。KMCにも行けなくなるし。やめとこか。でも、一応募集はかけちゃったから待ってはみますけどね。