拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

人生八起き九転び

2020-01-26 10:14:49 | 日記
昨日の私の妄想によると、もし私が高校で陸上部に入ってたら子供ができて結婚して、高校を中退して板前見習になって、三つ星レストランの有名シェフになるのであった。そして、「高校中退してなかったら今の自分はない」などとブログに書くのであろう。しかし、人生はまだ続く。妄想も続けよう。有名シェフはもてる。その結果、私は泥沼不倫地獄に落ちて、妻に高額の慰謝料を払った末捨てられる。ありうる。私はきわめて腰の軽い人間である(フットワークが軽いともいう。だから、○○通唱会をしようと思ったらすぐやる)。リアル世界で結婚してた間に不倫をしなかったのは誰も言いよってこなかったからである(見る目がない)。いや、功成り名を遂げた人物が晩節を汚すのは世の常。最近では事務次官まで登りつめた人が殺人罪の被告人となった。某薬害事件で糾弾された医学博士は糾弾当時80歳前後。えらーい自分がなんで糾弾されにゃあいかんのだとばかりに記者を恫喝する様は記憶に新しい。盛者必衰。人生七転び八起きと言うが、八起きしたんなら九転びだってするだろう。おしんは一生苦労の連続である(おしんもおしんだ。かつて姑とうまくいかず、来週からは嫁との戦争が始まるらしいが、最初からけんか腰でかかったらうまくいくものもうまくいかない)。そうだ、朝ドラと不倫と言えば、昨日の「スカーレット」で、なんと弟子の若い女がキミコの亭主とキスをしようとしていた(顔が近づいたところでシーンが切り替わったが、慣性の法則に従えばあのままキスをするのが自然である)。その間、なんのナレーションもなく、ただヴァイオリンの不協和音が響いただけ。おろー、来週は不倫で離婚け?にわかに沸き立つわが心!いや、これまでの朝ドラでも何回か不倫があった。「カーネーション」の糸子は妻子ある周防さんと、「青春家族」のヒロインの父は遙クララ演じる芸者と関係を持ったし、「ふたりっこ」のお父ちゃんはオーロラ輝子と出奔した。因みに、私の用語例では、「不倫をする」は配偶者のある者が他人と関係することであり、独身者が配偶者のある者と関係することを「不倫をさせる」と言って区別する。これは、どっちがよくてどっちが悪いということではなく、「会社分割をする」のは自社の事業を他社に譲渡する会社であり、譲渡を受ける会社は「会社分割によって事業を承継する」と表現する会社法と共通の発想である。当初の妄想に戻ろう。私が高校で陸上部に入っていた場合、また別のストーリーがあった。酒浸りでちゃぶ台返しで肝臓をやられて若死にするのである。しかし、これだと転んだままで再起ができない。命あっての物種である。さて、今回のタイトル(八起き九転び)では、「○起き」と「○転び」が「七転び八起き」の逆になったが、全体の字数は同じだから語呂はさほど悪くなってない。古墳の「前方後円墳」も、実はどっちが前でどっちが後ろだかはっきりしてないのだそうだ。だから「前円後方墳」でも間違いではなさそうである。