拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

合唱というものは

2017-06-16 16:27:56 | 音楽
こないだ行った新宿合唱祭の最初の団体の一曲目、ピアノが「タン、タン、タン、タン、タン、タン」と軽やかに弾き始めて何の曲?と思ったら、「かーぜーのーなーかのー、はーねーのーようにー」だって。この曲(リゴレットの「女心の歌」)も、この堀内敬三の日本語訳も超なじみ。中学生のときの愛唱歌だもんね。それを合唱用にアレンジしたものだった。オペラとは趣きが全然違う。さびの部分の「(女心が)かーわーるーよ」も可愛いもの。これが合唱というものだ。原曲は、テナーがこれみよがしに声を張って伸ばしてヴァリアンテを付けるのだが、ここでそんなことしたら「百叩きの刑」。「メンバーの音楽性を生かすのは合唱では意外と難しい」というM子さんのコメントが頭をよぎる(今回の例は極端すぎるが)。それにしても、私が主宰してる某会もこういう発表の場があった方がいいのかなぁ。でも、私、かったるいのがきらいだからなぁ。因みに、本物(?)の「女心の歌」のイントロは、「タン、タン、タン、タン、タン、タン」なんて時計のようには始まらない。この後素晴らしい四重唱を聞かせる四人の登場人物が各々レチタティーヴォを歌ったと思ったらいきなり「ズン、チャッ、チャッ」。これに乗って弦が「チャーラーラー、チャーララー」と高らかにメロディー。急にストップ。一瞬の間の後、「ズン、チャッ、チャッ」「ラードンナエモービレー」。おおっ、血湧き肉躍ることよ!(歌えないけど。カウンターテナーで歌ったらきっと石が飛んでくる。いや待てよ、こないだ某ソロ・コーナーでヴァーグナーのヘルデンテナーの曲をカウンターテナーで歌ったけど石は飛んでこなかった。別にいいよなぁ。冒頭に書いたどっかの合唱団だって全然変えちゃってるわけだし)。

自転車泥棒(イタリア映画の話ではない)

2017-06-16 08:45:43 | 日記
ミネ子がとうとうお皿を割ってしまった。スローモーションだったので床に達したお皿がすぐには割れなかった。だから、一瞬「紙」?と思ったが、ピクニックじゃないんだからそんなわけはなく、次の瞬間木っ端微塵。大丈夫。百均にきれいなお皿がたくさんある。実際、百均のお皿を商売に使ってるレストランがある。それにしても「すずふり亭」の面々は優しい。「理不尽なしごきに耐えるヒロイン」というありきたりのパターンを排した脚本家のメッセージが感じられる。ミネ子も「あたしは恵まれてる」と感謝を忘れない。偉い。私も新卒で入った会社があーだったこーだったと言うことがあるが、5000円の社宅に住まわせてもらったんだから超感謝だ(23で結婚した理由=社宅が空いてたから)。さて、もう一つテレビネタ。某ワイドショーのMCの一人が某女優さん。あぶない発言連発で周囲ははらはら。下ネタも大好きなご様子で、始終匂わせている。はっきり言うのではなく匂わせてるので、下ネタだと分からない人も多いだろう(特にルネサンスの宗教音楽のみを真摯に歌われてるような方々=偏見)。だから共演者のだれも「それまずいよ」とか言ってつっこまない(言ったら、気づいてない人が気づいちゃう)。ということで、誰にも止められないもんだから放し飼いの虎状態。そんな某さん、こないだ、ええっ?と思うことを言い出した。鍵の壊れた(人様の)自転車に乗って帰ったというのだ。そ、それって、自転車泥棒じゃん?でも「ちゃんと返したから大丈夫」。ふむ。ご本人は完全セーフと思ってる。たしかに、窃盗罪には故意のほか「不法領得の意思」が必要。そのため、使用窃盗(だまって借りてすぐ返す)は窃盗罪にはならない。しかし、使用窃盗でも「価値を消費した場合」、つまり、長く使った場合は窃盗罪になる。人の自動車を4時間乗り回して元のところに返した行為について窃盗罪を成立させた裁判例がある。だから状況にもよるのだが、この方、大丈夫だろうか。で、「○○○ 自転車泥棒」でぐぐったらヒットしない。ふむ。問題視してる人はいないようだ(それに、構成要件(この刑法用語が最近やたらとニュースに出てくる)に該当したとしても、何十年も前のことだろうから、とっくの昔に公訴時効)。

胡桃が永久になくならない方法

2017-06-16 08:28:14 | グルメ

在庫消費月間。パスタも輸入物がたくさんある。昨夜はリングイネのカルボナーラ。うーむ。リングイネは濃い味のソースが合うと後から聞いた。実感した。ご飯ネタその2。タマネギは弱火できつね色になるまでじっくり炒めると習ったが、最近、複数の料理番組で「強火」を推奨してるのを見て実践。こっちの方が簡単だし味も十分。ご飯ネタその3。体に超いいと聞いた胡桃だが、一月の内食費の目標=1万円のわがみとしては、しょっちゅう買える代物ではない。うん、いいことを思いついた。毎回袋の半分だけ使う。初回は1/2。次は残った1/2の半分だから1/4。以下、1/8、1/16……で、1粒になったらそれを二つに割る。こうすれば永久になくなることはない(!?)。因みに、民法は、夫婦の扶助義務を定める。その義務は、通常の親族間の扶養義務よりも強固な義務であり、「残った肉一片を互いに分け与える」義務だという。だから、残った肉一片をめぐって取り合いをする夫婦は民法違反となる。