拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

給仕/トムキャット

2017-06-06 05:31:17 | 日記
私は、昔ある人からお酒を注ぐのは断固として男の仕事とたたきこまれた。さらに、ドイツでドイツ人の先生宅にクラスみんなでおよばれしたとき、先生がみんなにワインを注ごうとして、私は、さすがに女主人(ホステス)なんだからここは先生に注いでもらってもいいんじゃないかと思って座ってたら、ブラジル人のイザベルが鬼の形相で私に向かって「女性にお酒を注がせるなんて、あんたはなんて失礼なんだ」と怒る。あまりの剣幕に「私が悪かった」と言って、先生の手からボトルを奪い取ったら先生がにこーっと嬉しそう。その「にこーっ」を見て、そうか、ホステスといえども女性にお酒を注がせちゃいけないんだ、と納得。ますます女性にお酒を注がれるのが苦手になった。だから、逆に男にお酒を注がれるのが苦手な「やまとなでしこ」とは「僕が注ぐ」「あたしが注ぐ」でボトルの奪い合いになって険悪になる。ところがだ。昨日BSでやってた「トップガン」で、トム・クルーズが彼女(そう言えば、この彼女も「先生」という設定)の家におよばれしたとき、トム・クルーズが彼女に「君は気が利かない」と言う。クルーズのグラスが空になっていたのだ。あわててワインを注ぐ彼女。あれ~?これは一体どういうことだ?自分の理解に疑問符がついたシーンであった。この映画に出てくる戦闘機F14は「トムキャット」。意味は「雄猫」だそうだが、「トム」「キャット」と聞けばすぐさま「トムとジェリー」の「トム」(猫)が思い浮かぶ。でググったら、「トムとジェリー」のトムの正式な名前は「Thomas(Tom) Cat」で、「Tom Cat」には「悪さをする猫(どら猫)」の意味があるとも。え~?「雄猫」「Thomas Cat」「どら猫」のどれが一番先なの~?

合唱団での忖度

2017-06-06 05:16:50 | 音楽

ついこないだまでは「お米は食べない。パスタばかり」と言っていたが、最近急に中華づいてるせいでよくご飯を炊く。昨日もチャーハン。こんな具合だからキッチンは油でべとべと。うちには88鍵の結構立派な電子ピアノがあるのだが、置き場所がなくて普段キッチンに立てかけてある。だからべとべと。その話を聞いたいつもお世話になってるピアニストの某先生が「ひどい(怒)、せめて2メートル場所をずらして隣の居間の万年床の横に置け」。ん?なんでわがやの構造をよく知ってるんだろ?つれこんだ覚えはないが。そうだ、飲み会で自分でべらべら自宅の配置までしゃべってるんだ。まったくもう。さて、前置きが長くなったがここから本題。最近、「忖度」という言葉をよく聞く。他人の気持ちを推し量るという意味だ。そういえば、こないだ某合唱団で、指揮者のいないところで、指揮者はいい人で人を傷付けまいとパートの配置をはっきり言わないからみんなで指揮者の求めてるものを推し量ろうなんて話が出た。これぞ「忖度」だ。でも忖度は国会の議論を見るまでもなく毒にも薬にもなる。そんなこと言って、被害妄想の人が自分なんかいない方がいいんだとか言って来なくなっちゃったら、それは合唱団にとっても指揮者にとっても本人にとっても不幸(よくぞ忖度してくれました、なんて喜ばれちゃったら、それはそれで悲しいものがあるが)。ということで、私が練習に来なかったら、それは「忖度」のせいでずる休みではありませぬのであしからず(便利な言葉でもある)。