拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

水屋

2015-03-30 16:38:31 | 日記

そういえば、と思い、もらいものの箱を開けてみたら、グラスがぞろぞろ。なんだ、ショットグラスなんて買う必要なかった(68円ショップで2個で買ってしまった)。可能な限り食器棚に並べる。入りきらないグラスが多数残る。もうグラスは買わない(で、でも、シャンパングラスは欲しいかな(汗))。ところで、食器棚のことを水屋というらしく、変な名前だな、と思ってたが、テレビを見てたら、古い家で小さな押し入れというか小部屋というか、そういうところが食器置き場になってた。あれが語源だな。私が「水屋」という言葉を知ったのは、財産分与についての有名な離婚判決(夫が妻に財産分与として、整理タンス一棹、水屋一個しかあげなかったので、妻から夫に慰謝料請求がなされた事件)。そういやー、写真の「水屋」も財産分与の対象物であった(私がもらったのではないが、どういうわけだか(って理由はあるわけだが)今は私が使ってる。)。

人生は地道にこつこつ

2015-03-30 09:10:05 | 音楽
先週まで「Life is an adventure」と言ってた時間帯で「人生は地道にこつこつ」と言ってる(新朝ドラ)。おお、それはそれで面白いじゃん、と思ったが、結局夢(お菓子作り?)を見つけるらしい。生涯地道にこつこつではドラマにならないか。さて、私のテナーは「へろへろ」と言ったが、じゃあ、バスはどうだ?というと、こっちは輪をかけた「へろへろ」。そもそもへろへろバスでなかったら、テナーやアルトに行かなかった。ところが、古楽の演奏では、テナーもバスも結構「へろへろ」。そもそも私が自分を「へろへろ」と思ったのは、子どもの頃聴いてたものが悪かった(=すごかった)から。子どもの私にとって、テナー=ジェームズ・キング、バス=カール・リッダーブッシュ、合唱=ウィーン国立歌劇場合唱団(イーーーン・グロッオッオッオッオッオッオッオッオッオッリア・デーイー・パー……(「オッ」の数、合ってると思うけど))。いずれも爆発的破壊力のある声。これら、すべてカール・ベームが好んで起用した歌手(団体)。そんなベーム印の中で、ヴィエスワフ・オフマンは「へろへろ」に聞こえたものだが、最近、聴き直したら、立派なオペラ声。回りの声がでかすぎたんだ(そう言えば、パヴァロッティで聴き慣れたマントヴァ公爵を、アルフレード・クラウスで聴いたとき、へろへろに聞こえた。)。こういうのに比べちゃったら、私の声など蚊とんぼ。だから「へろへろ」意識がしみついた。もし、私がカラヤンを聴いてたら事情は違ったろう。カラヤンは細い声が好き。喧嘩した歌手は、ニルソン、ルネ・コロ、リッダーブッシュ等々いずれもでかい声の主ばかり。起用した合唱も、ウィーンの楽友協会の合唱団だった。こっちを聴いてれば「へろへろ」意識も芽生えず、幸せな合唱人生だったかも知れぬ。すると、私にこのような過酷な人生を歩ませたのは、カラヤンのことを「巧言令色仁少なし」と言って私をカラヤン嫌いに洗脳した某評論家のせいだ(と、他人に責任転嫁してはいけない。よい子は決して真似をしてはならない。)。