拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ラベルなし

2015-03-04 20:31:07 | 

いきつけのワインショップで奨められたオーストラリアワイン(写真左)。表ラベルがない!品種はシラーズ。ぺろっと飲んだ。ワインが開くまで(香りがたつまで)時間がかかることがあるそうだが、おいしいものは、いつもぺろっと飲んでしまう。さて。キッチンの下の開かずの扉を開ける。もらいもののウイスキーが入ってるとこ。そしたら、旨そうなのがぞろぞろ。その中でラベルがないのが出てきた(右)。なんと、マッサンが作った会社の50周年記念の非売品。30年前にもらったやつだ。

Die grosse Welle vor Kanagawa

2015-03-04 10:29:46 | 音楽
(承前)じゃあ、北斎の「神奈川沖浪裏」、ドイツ語ではなんというんだろ?イタリア語(一つ前の記事参照)を直訳すると、「Die grosse Welle von Kanagawa」……うーん、「di」をそのまま「von」にしたんだけど、これだと「神奈川」の所有物みたいでしっくりこないなあ、と思ったら「vor」だった。あれ?これだと「神奈川『前』浪裏」だぞ。どっちに支点を置くかだな。神奈川が支点なら浪は沖。浪に支点を置くと神奈川の前。ところで、原題の「裏」はどこへ行った?Wikiのドイツ語とイタリア語の各ページには、原題は「Unter der Welle……」「Sotto un'onda……」(「unter」「sotto」=「下に」)であるとの断り書きがある。原題は知ってますけど使いませんよ、ということか。「onda」に戻って。これが歌詞に使われた曲で、超きれいなのが「コシ・ファン・トゥッテ」の三重唱「Soave sia il vento,Tranquilla sia l'onda,」。反則なくらいきれい。

La grande onda di Kanagawa

2015-03-04 09:18:43 | 音楽
オペラの大詰め、リゴレットが公爵が入ってるはずの袋(実はジルダが入ってる)をミンチョ川に投げ入れようとするとき「All'onda! All'onda!」と歌う。私は、「川ーへ、川ーへ」と歌ってた(スコアにそういう訳が付いてたから)。もし「onda」が「川」なら、恩田川(私の故郷を流れる川)は「オンダ・オンダ」。でも、「onda」は「波」(「川」は「fiume」)。意味が転じて川にならないか?と画像検索をしたが、海の波ばかりヒットする(意味転じて「海」になることはあるそうだ。)。すると、件の箇所の直訳は「波間へ、波間へ」がいいところか?ところで、ヒットした画像の中に、北斎の「神奈川沖浪裏」があった(多数)。これ、イタリア語では「La grande onda di Kanagawa」だそうだ(続く)。