拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

オールド・ラング・ザイン

2015-03-06 09:41:16 | 音楽
マッサンで、みんなが「蛍の光」を原語(スコットランド語)で歌ってた。え?「オールド・ラング・ザイン」?「lang sein」ってドイツ語じゃん。そしたら、「auld lang syne」だった。現代の英語だと「old long since」だそうで、すると、ドイツ語だと「alt lang seit」(seinじゃなかった)。それにしても、このあたりの国々の言葉は似てる。昔ほど似てる。時が経つにつれ母音が変化するらしい。カンタータ第4番の「rung」も、現在の「rang」(ringen(戦う)の過去形)の古い形だそうだし(コメントをいただいた)。だから、同じカンタータで、「kunnt'」ってぇのが出てきたときも、「konnte」(koennenの過去形)の古い形の省略形だろう、とすぐ合点がいった。「オールド……」に話を戻す。これ、スコットランドの準国歌だそうだ。すると、これを日本で戦時下で歌う、というのは、単に英米語の歌を歌う以上の危険を伴ったはずだ。だから、倉庫の扉を閉めてこっそり(か?声でかかったぞ)歌ったんだろう。隠れキリシタンのオラショを思い出した。