拝島正子のブログ

をとこもすなるぶろぐといふものを、をんなもしてみむとてするなり

ピアノ・ソナタ第15番、第16番、第18番(ベートーヴェン)

2015-03-15 10:44:10 | 音楽
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第15番、第16番、第18番。この三つは、高校生の頃、某女子校の文化祭で、音楽部への進級を目指してる生徒さんたちが演奏したのを聴いたのが思い出。現在、某合唱団でご一緒のピアニストで音大の講師をされている方に、受験生が弾くベートーヴェンの曲で多いのは?と伺ったら、やはりこの三曲の名前を出された。ほんとにいい曲ですよねー、とお話をする。私は、このあたりの番号で有名な第14番(月光)や第17番(テンペスト)を否定するようなスノビッシュな人間ではない(ダルビッシュでもない)。が、近い時期に作曲されたこの三曲、ほんとに個性的。落ち着いた三拍子の第15番(「田園交響曲」は交響曲第6番、「田園ソナタ」はこれ。)、前打音付の奇想天外なスケールで始まる第16番、そして、ためらうような(すねたような)切れ切れの音で始まる第18番。