鈍想愚感

何にでも興味を持つ一介の市井人。40年間をサラリーマンとして過ごしてきた経験を元に身の回りの出来事を勝手気ままに切る

懲りない面々

2006-01-28 | Weblog
 私的なことになるが、今週某所で食べた幕の内弁当にあたり、ひどい食中毒を起こしてしまった。食べた直後からお腹がゴロゴロし、異様な感じがしていたものの、我慢し、やたら寒気がする、と思いながら深夜帰宅についた。家に帰って風呂に入って、横になったものの眠れず、何回もトイレに駆け込み、そのうち頭痛もしてきた。翌朝になって熱を測ると摂氏38.5度もある。風邪かな、と思いがら、様子をみているうちに下痢症状が出て、食あたり、と思いつく。その夜は外せない約束があるため、下痢を押してふらふらの状態で午後から出社し、一時間に一回はトイレにかけこむ始末。約束の飲み会ではやむかく多少のお酒と食べ物に口をつけた。それがたたってか、その後2日間はひどい下痢状態が続いた。
 下痢の最中はいつかよくなる、いつかよくなると思って自ら慰めていたが、丸2日も続くともう限界にきた。で、恨みの標的の件の弁当を出した店にTELして、半ば苦情めいた問い合わせを入れてみた。しかし、そうした問い合わせはない、と見事に交わされてしまった。食中りといっても個人差があるから、そうであるなら、もう仕方がない、と諦めた

 3日目になってやや好転した、というよりやっと外へ出ても大丈夫、という状態になったので近くの病院へ行ったところ、碌な診察もせずに「尿検査の結果をみても異常値は出ていないので、薬処方でOKです」と宣い、「下痢のみなさん、よくなってから来られます」と笑いながら言う。言われてみれば、そうだ。ひどい状態のまま病院などには怖くて行けない。
 それで、安心したのか、ずっとお粥など流動食しか口にしていなかったので、昨晩は鰻丼を食べた。で、夜中、寝ている時にややお腹が張って苦しくなってきて、数年前に一週間毎日、鰻を食べ続けて、ダウンしたことを思い出した。鰻は高エネルギーで胃が驚いてパンクしたのだ。それを忘れていたのだ。折角、回復しかかっているのに、飲み会で酒を飲んだり、食べてはいけないものを食べたり、本当に懲りていない、と大いに反省した次第である。
 懲りない、といえばホリエモン騒動で批判されている連中もそうだろう。東証株価は27日に日経平均で前日比569円高で昨年来の高値、1万6460円をつけ、いわゆるライブドア・ショックを脱し、少なくとも株式市場の単なるバイ菌、ホリエモンを退治した。政界では小泉首相に続いて、武部幹事長、竹中大臣が昨年の総選挙でホリエモンを応援そたことに対して反省の弁を述べた。しかし、これについて、昨秋の総選挙で郵政法案に反対した自民党非公認候補を支援したとして離党勧告処分を受けた自民党岐阜県連前総務会長らが処分に不服があう、として総裁小泉純一郎あてに再審査請求書を提出した。同書では、「ホリエモンを応援した党幹部の責任は極めて重い。党幹部といえども処分は公平・公正に行われるべき」と問題提起している。言われてもれば、確かにそうだ。犯罪者を持ち上げ、政争の具にした罪は重い。
 ホリエモンというバイ菌は消えても、播いた毒は残っている。懲りない面々も一掃してもらいたいものだ。
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