鈍想愚感

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なぜ日本のマスコミは週刊新潮誌の「安倍昭恵夫人のスキャンダル」報道を無視し続けるのか

2017-04-14 | Weblog
 週刊新潮誌がこの2週間、4月13号と4月20日号連続で巻頭特集で安倍首相の昭恵夫人の異常な付き合いを掲載している。見出しは「安倍昭恵と大麻」、「安倍昭恵」と反社会勢力といったもので、読者にはまるで昭恵夫人は極悪犯であると訴えているかのような報道ぶりである。籠池泰憲氏が国会証人に喚問されているのに100万円を渡したとされる昭恵夫人が直接には一切の釈明をしていないし、安倍首相が「妻は私人である」といっているのに週刊新潮誌は大きく反証を唱えているかのようでもある。
 
 週刊新潮誌の記事は昭恵夫人がこれまで大麻およびそれを所持した人らと大っぴらに付き合い、あまつさえ大麻を取り戻すと訴えていることをあからさまに伝えている。さらに自ら経営する酒場とゲストハウスの設立、運営に関して反社会的勢力と関わり合いを持ったと細かく伝えている。これらの記事は週刊新潮の発売日の7日、14日の新聞各紙に広告が掲載されるので、たとえ当該記事を読んでいなくとも多くの国民には意は伝わっている、と思われる。ところが、これだけ大きく報道されているにも拘わらず、普通ならテレビや新聞が取り上げるのが通例なのに、全くの無視である。

 おそらく一強の安倍首相の意向を忖度して、静観の構えを取っているのであろう。いまのマスコミは朝日新聞といえども安倍首相の意向に逆らって報道するような姿勢をみせるようものなら、つまはじきに遭ってしまう、という懸念があるから、おいそれとは取り扱わないのだろう。ネット社会でも一切とりあげるようなことをしていない。表に現れる限りのネット社会では従来は有名人の滑った転んだ類の消息にはあれこれ取りざたするのに沈黙を守ったままである。ここでも安倍首相、ないしその周辺からの反撃を恐れてか、一般の人には伝わらないごく一部のウラネットの世界でしかやりとりされていないようである。

 当の安倍首相、ないしその周辺も何の反応を見せていない。反応するに足らない記事だと」して無視と決め込んでいるのかもしれない。首相官邸も無視するのが最善の策としているのかもしれない。しかし、仮に週刊新潮誌がありえないことを書いているのなら、出版社を相手どって名誉棄損ででも告訴したらいいのにと思われるのに、そうした動きにも出ていない。裁判沙汰になって昭恵夫人が法廷に引っ張り出されるのを恐れている、とも考えられる。

 冷静に見て、書かれた本人はなんらかの反応を公表すべきだろう。籠池氏が国会で「100万円を授受した」と証言した際にはネットで反論したようなことでもすべきだろうが、一切無視している。こんなことでは恐らく事実は当たっているのだろう、と一般に思われても仕方ないことだろう。そういえば、昨日あたりテレビで見る安倍首相の表情は虚ろである。対外的には何の影響もないとしても心の中では「愚妻を持ったせいでこんな目に」とでも思っているに違いないし、じわじわと精神を蝕んでいくことだろう。先月の籠氏の国会池喚問時には離婚か、4月解散かで迷っていただろうが、いまはどんな心境なのだろうか。こんな精神状態で海外の首脳と会談してもきっと足元を見透かされてしまうことだろう。

 一週刊誌が一国の首相の夫人がこんなスキャンダルを抱えている、と報じているのに国内の一切のマスコミが無視しているのはいくら国内が北朝鮮問題で揺れているとしても異常な状態ではなかろうか。日本のマスコミが安倍首相の意のままに動いてきたことの何よりの証明ではなかろうか。本当に日本のマスコミは死にかかっている、といっても過言ではないだろう。

 
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