prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「エルピス ―希望 あるいは災い」

2023年06月16日 | 国内ドラマ
長澤まさみと眞栄田郷敦のふたりが代わりばんこに正義感にかられたり日和ったりする(ナレーションも交代する)、裏を返すと追求の手が結果として途切れないで続く。
どんな組織も一枚岩ではありえず良くも悪くも全体として動くというセリフがあるが、その現れだろう。

眞栄田郷敦が三浦透子に尻尾をつかまれ、あとになると眞栄田郷敦がその他大勢の女の子の尻尾をつかむ(あとでデキてるのがわかる)といった具合にそうとうアモラルな手を使っている。

長澤まさみが独断で逆転の一発を放ってから、テレビ局側が丸め込みにかかり、長澤もいつの間にか引きずられるあたり、スリリング。

レイプ犯が警察から手を回してもみ消してもらったというのは明らかに山口敬之が伊藤詩織を準強姦した事件をもとにしたもの。
永山瑛太はワンシーンだけの出演だけだが印象的。

勧善懲悪で終わらせないのはむしろ当然なのだが、今の政治状況からするとこれでもまだ甘いということになるだろうが、そうそう手を広げられないだろうとも思う。





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