prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「グレート・ディベーター 栄光の教室」

2018年02月15日 | 映画
デンゼル・ワシントン監督第二作。
公民権運動のずっと前、1930年代に全米討論選手権で優勝したワイリー大学の実話の映画化。

デンゼルやフォレスト・ウィテカーといった有名俳優は実は脇にまわって若い出演者と役を立てた作り。
若い出演者が教師役のデンゼルからカメラの前と後ろで指導を受けているような感もある。

ディベート、というとしばしば三百代言的に相手を言い負かす、うまいことを言って人気をとるためのテクニックにすりかえられだが、ここでは言葉による説得という本来の意味を手放さない。

論理性、簡明な表現、などももちろん重要だが、最終的にどこまで自分の言葉、体験と肉体にのっとった言葉になっているかが最終的に問われる。俳優の表現の核のようなものに触れるようでもあり、俳優だけに限った話でもないだろう。

14歳の少年役で出演しているデンゼル・ウィテカー(1990生)はフォレスト・ウィテカーの息子かと思ったら関係ないのだと。ただしデンゼルという名はデンゼル・ワシントンからとったものらしい。ややこしいね。「トレーニング・デイ」にも出ていたという。

脚本のロバート・エイゼルはテレビ版の「イコライザー」のプロデューサー、「女刑事キャグニー&レイシー」の脚本家でもあるという。
(☆☆☆★★★)


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