prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「厳重に監視された列車」

2017年12月15日 | 映画
1966年製作のチェコ映画。イジー・メンツェル監督の28歳の時の長編デビュー作。

第二次世界大戦中ナチス占領のチェコのど田舎の駅周辺を舞台にしているのだが、ナチやパルチザンが出てきてもおどろおどろしい調子ではなく、「つながれたヒバリ」「スイート・スイート・ビレッジ」などでも見せたメンツェルらしいのんびりしたユーモアが魅力。ときどきナチスの例の服装の男たちが出てくるので、状況を思い出すくらい。
ラストのくくり方もタッチとしては淡々としたもの。

主人公の駅員の少年が車掌をしている彼女とキスしようとするとすーっと列車が動いて離れて行ってしまうといった調子。
童貞だったり早漏なのを悩むのに、社会主義関係ない。というか、政治的抑圧より当人にとってはつらかったりするのかなと思わせる。

出てくる女性たちがみんな美人。

厳重に監視された列車 - 映画.com



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厳重に監視された列車 イジー・メンツェル監督 [Blu-ray]
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12月14日(木)のつぶやき

2017年12月15日 | Weblog