prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ゲット・アウト」

2017年11月10日 | 映画
冒頭の普通だったら治安がいさそうな郊外の中産階級の住宅街で黒人が襲われる、という通常とは逆のシチュイエーションから、白人の「使用人」をやっている黒人たちのヘンテコさとか、昔の南部の白人と黒人の関係の唐突に再現たり、状況と人物の属性の組み合わせが逆になっていたり時代と外れていたりするアレンジの仕方が妙に不安を煽るというあまり類例のないホラー(コメディ)。

社会派的な感じもあることはあるが、ちらちらとフランケンシュタインとかドラキュラといった古式豊かな恐怖映画のテイストが細かいところに覗いている気がする。

ビデオが写るテレビ画面がおそろしく古くて写りが悪いのがなんともいえず気味悪い。

友人が警察に行って必死になって推理を聞かせると、全員黒人の刑事たちに思いっきり笑われるのがすごい失礼で、白人ではないのがまたなんとも変な感じ。

ゲット・アウト 公式ホームページ

映画『ゲット・アウト』 - シネマトゥデイ

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11月9日(木)のつぶやき

2017年11月10日 | Weblog