prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「禅 ZEN」

2009年04月27日 | 映画
中国語を当然のように使っているのが新鮮。仏教が舶来思想だったことをいまさらながら思わせる。ずいぶん前の映画だが、遣唐使を描いた「天平の甍」で中国を舞台にしていたのに日本語で通すという無茶をしていたのとは隔世の感。

その代わりというか、セリフの多くが漢語調なので、どんな字を書くのか耳で聞いただけではわからず、ひっかかるところが多い。

中村勘太郎の端然とした所作、佇まいが美しい。
(☆☆☆★)